【神様】

 【この世】は、イルージョンである。

 ということは、ちゃんと【種】が、ある、ということだ。

 たとえ話を、する。

 ここに、現代文明とは、接触がない、
 未開の人種が、いたとする。
 その、者たちに、お前たち、現代文明人が、
 人体串刺しの、手品ショーを、見せたとしよう。
 
 お前たち、は、これは、ショーだと、知っている。
 お前たち、の、幾人かは、この手品ショーの、
 種(明かし)も、知っている。
 だから、この手品ショーを、見物するに、あたり
 出来映えの、華々しさを、求めて、
 お前たちは、見物しているわけだ。

 だか、未開の人種の者たち、にとっては、
 そういう、わけには、いかない。
 これは、リアルな殺人、と、見える。
 未開の者たち、は、パニックに、陥ること、だろう。
 お前たち、が、笑って拍手している、のを、
 解釈できない、はずだ。

 このたとえ話と、【この世】は、同じことなのだ。
 お前たち、には、【この世】が、
 リアルな現実に、見えていることだろう。
 しかし、全て、は、イルージョンなのだ。
 【この世】は、舞台、なのだ。
 リアルに、相手を、○○した、
 と、思い込んでも、
 それは、ショーの、手品と、同じ。

 例えば、
 
 お前が、憎い相手をを、絞め殺した、としよう。
 お前は、リアルに、相手を、殺し
 【この世】から、消滅させた、
 と、心から、信じているが、
 あに図らんや、
 その相手は、楽屋で、ニコニコして、
 ピンピンしているのだ。
 【この世】で、使っていた、着ぐるみ(※身体のこと)も、脱ぎ捨てて、
 【この世】での、役目も、果たした、
 満足感に、浸っている。
 そして、お前のことを、さして、恨んでもいない。
 全ての、出来事は、
 舞台上の、イルージョンと、思い出したからだ。

 この、たとえ話を、よく、吟味していただきたい。
 【この世】は、イルージョンにしてある。
 記憶を消された、お前たちには、
 リアルな現実に、映っている、だろうが、
 それは、お前たちに、真剣に、ドラマを、
 演じさせる、ための、仕掛けなのだ。
 先ほどの、未開の人種の者たち、とは、
 【この世】での、お前たちの、ことなのだ。

 【この世】が、イルージョンだと、思い出した者から、
 ああ、全ての、ことは、何てこと、なかったのだ、
 と、【勇気】が、わくこと、だろう。

 【真理】の、一つ、
 ・本当は、【死】はない
 これが、イルージョンの、種明かし、の一つだ

 ぜひ、お前も、【真理】(※たくさんある)を思い出し、
 【この世】での、生活に、活かしてもらいたい、ものだ

 以上である。