【相談】
 私(30代女性)は、5年前に、夫(30代男性)を事故(交通事故)で、亡くしました。夫の運転するクルマに、同乗していたのですが、その時の、夫の無惨な姿が、脳裏を離れません。
 悲しみと、共に、夫の最期の姿が、目に焼き付いています。夫は、即死でした。最期の「言葉」も、聞けませんでした。
 その時の、情景が、今も、不意に脳裏に浮かんでくるのです。これを、一種のトラウマと、言うのでしょう。その瞬間、私は、時が止まります。そして、悲しみが、襲いかかります。

 一風先生。私は、どうすれば、いいのでしょう。このままで、いいのでしょうか?
 ご助言、お願いします。

【神様】
 お前の夫の【魂】は、健全であり、【霊界】で次の任務についている。
 「身体」は、壊れようとも、【魂】は、壊れることはない。「身体」だけに、とらわれることなく、夫の【魂】に、【感謝】するべきである。
 夫の【魂】は、お前の「悲しみ」を、辛がっている。夫の【魂】は、元気なのだから、いつまでも、「悲しみ」の念を、送っては、ならない。

【一風】
 「あなた」は、凄まじい体験を、なされたのですね。旦那様への、悲しみと、痛々しさが、重なって、それが、トラウマとなり、消えないのですね。本当に、さぞ、お辛いことと、お察しいたします。

 日本は、事故や、災害の多い国です。その数だけ、記憶から、消えない、辛い思い出が、たくさんあることでしょう。

 頭では、分かっていても、沸き起こる記憶は、自然のもので、消せようがありません。「あなた」のような、経験をされている、人は、たくさんおられると、思います。ただ、世間からは、表沙汰になってないだけ、のことだと、思います。

 残念ながら、旦那様は、もう、お亡くなりです。もう、戻りようは、ありません。いくら、「あなた」が、悲しがろうと、詮無いことは、辛い現実として、受け止めねば、なりません。

 ここで、【真理】の視点から、申しあげます。

 残念ながら、「あなた」の悲しみの、念は、旦那様の【魂】の、【霊界】での足かせ(ブレーキ)と、なります。
 トラウマとなり、目に浮かぶことは、仕方ありません。時間がもっと経って、それが、和らぐのを待つしかないでしょう。ただし、いくら、時間が経とうと、トラウマは、なくなりは、しません。多少、和らいでくる、だけです。

 トラウマは、来るのは、止められません。自然なことです。ただし、そこで、悲しみの、念を、発するのは止めましょう。悲しみではなく、【霊界】での、向上を「祈念」いたしましょう。「あなた」も、いずれ、【霊界】に行くのです。【霊界】でも、【魂】の向上は、続きます。そして、また、人間に、生まれてくるのです。新しい「人生」を、求めて。

 ◎ 悲しみ、よりも、向上を、

 これが、「あなた」に、これから、望まれることです。

 さらに、詳しいことは、【人生相談・ダルマ堂】にて、ご説明申しあげます。
 きっと、「あなた」は、前を向いた、「人生」になれると、確信いたします。