【相談】
 私(50代男性)のご先祖は、武士(旗本)です。私は、それを誇りに思っております。それが、密かな私の、自慢でもあります。
 偉そうにするわけでは、ないのですが、何かあれば、「私は、元旗本の、身分なんだぞ」という、思いが、あります。

 このように、ご先祖のこと(家柄)を、誇りに思うことは、どうなのでしょうか?

 一風先生。よろしくお願いします。

【神様】
 「人生」は、一回一回、お前が、選んだもの。そこには、その「人生」を選んだ、因縁が、ある。
 家柄に、こだわるのは、残念ながら、お前が、まだ、【魂】として、未熟な、証である。
 お前は、「身体」(※家系)ではなく、【魂】だからだ。基本的に、【前世】が、何であれ、それにこだわるのは、まだ、【魂】が、若いのである。

【一風】
 「あなた」の、生まれた家への、思い、立派なことだと、まずは、そう思います。
 先祖供養や、家のまつりごと、等、多いことと、思います。ぜひとも、家の伝統を継承し、守っていって、いただきたいと、思います。

 【真理】の、視点から、申しあげます。
 厳しいことも、言いますが、その点、お許し願います。

 ・【前世】が、何であれ、【今世】の生まれが、何であれ、全て、「あなた」自身で、選んだもの。そこには、偉いも偉くないも、ない。

 例えば、こういうのが、よくあります。

 ○ 私の【前世】は、王様でした。偉かったんです。だのに、今、なぜ、こんな「人生」なのでしょう?

 ○ 私は由緒ある伝統的な家系に、生まれました。そをな私には、自由がなく、しきたりに、押しつぶされそうです。はっきり言って、こんな家に、生まれたくなかった、です。

 自分の、生まれ(出身)、についての、問題は、「人生」の大問題です。
 その、大問題を、「あなた」は、「人生」の課題に選んで、生まれてきたと、言えます。

 ・自分の出身を、自慢(あるいは卑下)することに、対して

 ・【前世】(の身分)に、こだわる、「人生」

 これらは、同根の、問題です。
 どちらも、「人生」の見方が、本末転倒していると、言わざるを得ません。

 「人生」は、毎回、毎回、まっさらなのです。「ご破算で願いましては」と、【神様】から、していただいたのです。
 それなのに、自分の、出身を、ことのほか、気にするとか、【前世】が気になる、では、この【真理】の意味が、わかっていないことに、なります。

 生まれは、「あなた」が、選んだもの。意味は、そこにとらわれない。あるいは、そこを乗り越える、にあります。
 【前世】は、過去のもの。たとえ、王様であろうが、奴隷であろうが、今、の「あなた」とは、もはや、関係ありません。

 それに、こだわるのは、「あなた」の未熟さを、露呈していると、言えます。

 大事なのは、今、の、「あなた」です。過去にとわられず、家柄に、とらわれないこと。
 そして、遭遇する、「試練」に、正対し、逃げないこと。では、ないでしょうか?

 「人生」、それぞれです。全て、ケースバイケース。
 具体的な、ご助言は、【人生相談・ダルマ堂】にて、させていただきます。
 ただし、「あなた」に、私一風の、言うことを、聴く気があればです。

 「あなた」のご来店を、お待ちしています。