【霊界】探訪
【天界】へ昇るための、【地獄】界、最後の関門を、
 訪問する。

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これまでの、【霊界】探訪で、わかったように、
【地獄】界、には、数多くの、
【天使】によって、こしらえられた、
一時避難小屋、が、あります。

それら、各々の、小屋、は、
向上して、昇ってくる、【魂】の、
一時避難、の、意味と、
そこで、働かれている【天使】様たちの、
エネルギー補給のため、
であると、学びました。

【地獄】界、は、力と力の、せめぎ合い。
激しい、綱引きが、展開さるている、ことも、
知りました。

今、再び、
【地獄】界、を、訪問し、
最終避難小屋で、働かれておられる、
天使様に、お話しを、うかがい、
私たちの、教訓、に、いたしたい、
との、任務であります。

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それでは、【神様】に、【意念】を、集中させます。
【神様】に、手引きしていただき、
【霊界】探訪、させて、いただきます。

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※ ここは、【地獄】界、の最上部。
 あと、わずかで、【天界】との、境界、
 であります。

 ここは、やはり、【地獄】界。
 草木は、なく、
 暗く、
 ある、町の、郊外にある、荒野です。

 遥か、上方が、うっすら、明るいのが、
 わずかに、のぞいて、います。
 きっと、そこは、【天界】なのでしょう。

 あっ! ありました。
 例の、避難小屋です。
 早速、訪問、させて、いただきます。

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【一風】(※ドアをノックする)
 こんにちは。一風と申します。

【天使A】(※ドアが、開く。光の洪水が、流れ出てくる)
 お待ちしておりました。ようこそ、お越しいただきました。

【一風】 ここは、どういう、場所でしょうか?

【天使A】 ここが、【地獄】界、最終避難小屋、です。
 【地獄】界、を、抜け、
 【天界】に、向かう、
 最終、寄港地、のような、場所です。

 ここで、【天界】へ、向かう、【魂】に、
 エネルギー補給を、させ、
 【勇気】を、与え、
 
 最終、崖昇りに、アタック、することに、
 なるのです。

【一風】 前回、この崖の上で、
 【天界】側より、昇ってくる【魂】の
 様子や、それを、手助けする、
 天使様の、働きかけ、を、
 見学、させて、いただき、ました。

 それは、それは、感動的、でした。

【天使A】 そうでしょう。
 今回は、こちら、【地獄】界、側からの、
 様子を、見て、いただきましょう。

 何か、得るところが、あると、
 思いますよ。

【一風】 はい。ありがとうございます。
 【地上界】の、人間の、代表として、
 見学、させて、いただきます。

 あのー! 一人この小屋まで来たようですが?

【天使A】 そうですね。
 一人、【魂】が、ここまで、たどり着いた、ようです。

【天使B】 一人、連れて来ました!

【魂】 ああ! 苦しい!
 ここが、最後の小屋、ですか?
 これまで、何軒と、立ち寄って、来ましたから。
 
 ああ! それにしても、小屋の中は、
 どこも、どこも、まぶしい!
 光が、きつい!

【天使A】 よく、ここまで、来られました。
 ここが、最後の小屋ですよ。
 よく、あの、○○の町を、抜けて来られました。

【魂】 ああ! この天使様に、町で会って、
 話を聴いて、
 この人は、天使様だって、思ったものだから、
 町の人たちの、反対を、押し切って、
 抜けて来ました。

 それはそれは、ものすごく、石を投げられましたよ。
 体中、傷だらけだ。

 でも、天使様の言う通り、
 こうやって、ここまで、来られましたよ。
 これで、次は、いよいよ、【天界】なのですね。

【天使A】 そうです。あなたは、いろいろな、
 【地獄】界の、町を、通過してきたのです。
 あなたの、「努力」の、賜物ですよ。

【魂】 それでは、【天界】に、連れて行ってください。すぐに!

【天使A】 いえいえ。まだ、そうは、まいりません。
 あなたの、「努力」は、認めますが、
 それは、自分のため、だけの、「努力」です。
 
 ・自分さえ、良ければ
 ・自分さえ、助かれば

 が、実は、【地獄】界の、特徴です。

 こういう、考えが、強かったから、
 あなたは、【地獄】界で、暮らすことに、
 なったのでは、ありませんか?

【魂】 そうでした。
 天使様の、言われる通り、です。

 私は、自分のこと、ばかり、考えて
 生きてきました。
 他人を、押しのけても、
 自分さえ、良ければ、
 と、考えていたのです。

 ああ! 恥ずかしい!

【天使A】 よく、理解、おできに、なりました。
 他人を、思いやる、心境が、
 強くなれば、
 【天界】は、もうすぐです!

 先ずは、あなたの、「心」の中に、
 他人を、思いやる気持ち、
 すなわち、【天界】を、こしらえるのです。

 そうすれぱ、自然と、あなたは、
 【天界】で、暮らすように、なっている、
 ことでしょう。

【魂】 そうでした。そうします。
 自分さえ、良ければ、では、いけなかった、んだ!

 天使様、私は、どうしたら、
 よろしい、ので、しょうか?

【天使A】 あなたは、もう一度、
 あの、○○町まで、引き返し、
 住民の一人を、説得して、
 ここまで、連れて来てください。

 人の役に立てる、力を、見せてください!

【魂】 うーーん! 
 また、あの、○○町に、
 戻ってですか?

【天使A】 そうです。
 でなければ、あなたは、【天界】に、
 昇ることは、叶いません。

【魂】 わかりました。
 きっと、もう一人、この小屋まで、
 連れてきます!

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※ と言って、この【魂】は、勇んで、
 小屋を、後にしました。

【一風】 ここでは、そういう、掟(おきて)
 なのでしょうか?

【天使A】 そうです。
 人の役に立つ、ことを、証明しなければ、
 なりません。

 その力が、ないと、
 最終、この、【天界】への、崖は、
 昇れません。
 途中から、滑落することに、なります。

【一風】 なるほど。厳しい掟ですね。
 【地上界】の、人たちは、誰もこんなことは、
 知っては、いません。
 
 しかし、考えてみれば、当たり前のこと、
 だと、思います。

 彼(※町に、帰っていった【魂】)の、
 健闘を祈ります。

 ところで、彼(※町に、帰っていった【魂】)が、
 戻った、町とは、どんな、町ですか?

【天使B】 プライド【地獄】の、町です。

 私は、その、町に長く入り込み、
 住民に、混じって、各【魂】の観察を、するのが、任務でした。
 卒業できそうな、心境に、なっている【魂】を、
 発見しては、説得して、
 この、小屋へ、連れて来るのです。

 きっと、今頃、彼は、
 私が、彼に、説得したのと、同様の、説得を、
 誰かに、している、はずです。

 そして、誰か、別の【魂】を、
 ここへ、連れて来る、はずです。

【一風】 なるほど。
 プライド【地獄】の町、でしたか。

 【地上界】には、冷たい、
 中身のない、プライドが、たくさん、あります。

 それと、相応した、世界なのですね。

【天使B】 そうです。

【一風】 ところで、天使様は、
 どう、彼を、説得されたのでしょうか?
 教えて、いただければ、参考に、なります。

【天使B】 お教え、いたしましょう。

 それは、こうです。

 ・もう、あなたは、この町に、ウンザリされているのでは、ありませんか?

 ・この町で、第一とされている、プライドに、ウンザリされているのでは、ありませんか?

 ・そんな、見栄を張るだけのプライドなど、捨ててしまいませんか?

 ・ここを、脱出して、もっと、温かな町に、行きませんか?

 こんな、ところですね。

【一風】 なるほど、そうなのですね。
 
 今頃、彼も、そう、誰かを、説得されて、
 いるので、しょうね?

【天使B】 プライドなど、自分を飾るだけの、
 悪い衣装、です。

 人を、怖がらせ、遠ざけ、ます。

 必要なのは、プライドなど、ではなく、
 他人からいただく、尊敬の【念】、

 では、ないでしょうか?

 プライドは、自分から、発するもの。
 尊敬の【念】は、他人から、受けるもの。

 それを、多くの人が、取り違えて、いるのです。

 尊敬の【念】を、受けたい一心で、
 自分から、

 ・ 私は、こんなに、偉いんだ!

 という、【念】を、発してしまう。
 これが、プライドです。

【一風】 心に染みました。
 天使様。それを、教訓として、持ち帰ります。

【天使B】 ありがとうございます。
 わかって、いただいて。

 ・自分本位→【地獄】
 ・他人のため→【天界】

 と、覚えて、ください。

 こうできるのも、私たちが、
 【神様】から、分けいただいている、
 【魂】である、からです。
 【魂】は、【完全】で、何事も、成し遂げます。

【一風】 わかりました。
 大事な、教訓。肝に銘じます。

 今日は、ありがとうございました。

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ここで、突然、私の、エネルギーが、切れ、
訪問、は、ここまでと、なった。

天使様からの、お言葉は、全て、示唆に富んでおり、
一つとして、無駄な意味も、ないのだった。
全て、私たちの、お手本、だと、言えよう。

どの、【霊界】探訪も、値打ちあるものだが、
今回の、訪問、は、
【地獄】界【天界】の、境界、ということで、
格別、意義ある、ものであった。

この、訪問、を、許可していただいた、
【神様】に、心より、【感謝】するのだった。

【神様】、ありがとうございました。