【この世】探訪・【不成仏霊】が居残っている

※ 未だに、会社に出勤している【不成仏霊】

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【この世】も、実は、【霊界】の一部であり、
ただ、【あの世】とは、【波動】が、異なっており、
実現するのに、時間がかかる、
物質の世界、というだけの、違い、
があるに、過ぎない。

【あの世】では、【念】が、即座に、
実現するのに、対し、
【この世】では、【念】が、実現するのに、
かなりの、時間を、要する、
【波動】が、鈍重な、世界、という、
ことである。

【この世】で、死ぬと、通常は、
お迎えの、天使様の、手引きで、
【あの世】に、向かうのであるが、

【この世】への、未練や、執着が、
強い人(※【魂】)は、
その、お迎えの、天使様が、見えず、
【この世】で、取り残され、
【不成仏霊】となり、
さ迷うことに、なって、しまうのである。

いわゆる、幽霊状態、と、なるのである。

【魂】にとって、「不幸」な、状態だと、
言わざるを得ない。

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今回は、【不成仏霊】が、
いまだに、死んだことに、気づけず、
生前、勤めていた、会社に、出勤している、
姿を、見学するように、との、
ことである。

それでは、【神様】に、【意念】を、集中させ、
その、世界に、私も、【魂】の、状態となり、
そこへ、お導き、いただきます。

【神様】、よろしくお願いします。

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※ 東京にある、ビルの中にある、中堅会社に、
 来たようです。なかなか、忙しい感じの、
 繁盛している、商社のようです。

【不成仏霊】(※この会社で、元部長だったようである。部長の席に座ろうとする。この元部長は、自分が、死んでいるのに、気づけず、いまだに、こうして、会社に、出勤しているのである)
 
 おい! ○○君、ちょっと、来たまえ!

【会社員A】 ‥‥。
 (※【不成仏霊】のことが、見えない)

【不成仏霊】 おいおい! また、無視か?
 いい加減に、しろよ!
 そろそろ、私も、怒るよ!

【会社員A】 (※別の社員に向かって)
 稟議書、これで、よろしいでしょうか?

【不成仏霊】 オレのこと、無視して、
 別のヤツの、ところに、行きやがって!
 失礼な、ヤツだ!

 そんなんじゃ、出世しないよ、まったく!

【会社員A】 ‥‥。

【不成仏霊】 おいおい!
 ○○君! 
 勝手に、私の席に、座らんでくれんかね!

【会社員B(現・部長)】 ‥‥。

【不成仏霊】 (※強引に、【会社員B】が、
 座っている、上に、重なって、座ろうとする)

【会社員B】 なんだか、腰が重い!
 ああ、肩も、痛い!
 気分が、悪くなってきた。

【会社員C】 大丈夫ですか?

【会社員B(現・部長)】 この、席に座ると、
 時々、こうなるんだ。
 椅子が、悪いのかなあ?

【不成仏霊】 おい! どけ!
 ここは、私の、席だ!

【会社員B(現・部長)】 すまんが、
 ちょっと、気分が、悪い。
 早退させて、もらうよ。

【会社員C】 部長! お大事になさって、ください。

【不成仏霊】 部長、だと?
 部長は、私だよ!

 今の、部局に、するのに、
 どれだけ、私が、苦労したか、
 今の、若いものは、わかってるのかね?

 さあ、今夜も、残業だな、こりゃ!

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【一風】 これは、昭和の時代の、
 モーレツ社員、ですね。まさに。

【天使A】 そうなんです。
 本人は、いまだに、働いているのです。
  
 働くことに、異常な、熱意を、持っていました。
 それで、会社に、貢献したことは、
 事実です。

 家庭は、そのぶん、犠牲に、なりました。
 彼の、家庭は、崩壊しています。
 それだから、逆に、
 職場が、彼にとって、居心地が、よく、
 彼の、生き様、そのもの、だった場所なのです。

【一風】 彼の、目が覚めるのは、
 いつに、なるのでしょうか?

【天使A】 まだ、当分、だめです。

 あれだけ、職場が、次の体制に、変わっているのに、
 まだ、気づけないの、ですから。

【一風】 考え、させられます。

【天使A】 生きている、間に、
 【真理】に、接する、機会は、
 彼にも、あったのですが、

 彼は、聴く耳を、持たず、
 会社で、働くのが、全てに、優先していました。

 死後のことは、死んでからのこと、
 と、高をくくって、いたのです。

 それが、このような、結果を、招きました。

【一風】 そうなんですね。
 なんとも、複雑な、気持ちです。

 真面目な、方、だけに、‥‥。

【天使A】 日本で、特有の、【不成仏霊】の、
 例です。
 こんな、例は、枚挙に暇がありません。
 
 日本では、
 「真面目」さは、美徳と、されていますが、
 それが裏目に、出るときは、怖いのです。

 まあ、まだ、この【不成仏霊】は、
 悪意は、なく、
 他人に、【憑依】して、いく、
 悪さは、していない、分だけ、
 まだ、マシです。

 そう、ならないよう、
 私(※【天使A】)は、見張っている、
 ことろです。

 まあ、本人に、

 ・これは、おかしい

 と、思う、ことが、芽生えないと、
 救いようが、ないのです。
 それを、待っている、のです。

【一風】 そうなんですね。
 私(※一風)も、彼のため、祈りたいと、思います。

 なにとぞ、成仏、できます、ように、と。

【天使A】 あなた(※一風)は、これからも、
 こういった、【不成仏霊】を、
 次々と、見学される、ように、
 上位の、天使様より、うかがっております。

 あなた(※一風)の、【地上界】での、
 お働きは、重要な、ものです。
 人のため、と、なります。
 期待しております。

【一風】 はい。私(※一風)の、できる限り、
 やらせて、いただきます。
 激励いただきまして、ありがとうございます。

 それでは、このへんで、
 おいとま、申しあげます。
 さようなら。

【天使A】 さようなら。

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※ それでは、
 今回、得られた、教訓を、申しあげます。

 ◎ 生前、抱いていた、信念は、
  死後も、そのまま、持ち越される

 ◎ 自分本位の、考えが、
  死後、迎えに来ている、天使様を、
  見えなく、させている

 ◎ 生前、【真理】に、接する機会を、
  見逃した、結果が、【不成仏霊】となる、
  原因の、一つである

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【神様】、ありがとうございました。
【意念】を、集中させ、ますので、
現状に、お戻し、願います。