新時代への、知識「41」

◎「諸行無常」と、活文字(いきもじ)

※【この世】を、「不動心」で観る

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【【神様】からの解説】

 【この世】は、全て、「形」として、
 顕現している。

 「形」は、変化し、やがて、
 壊れる。
 それを、「諸行無常」と、呼ぶ。

 「形」に、永遠は、ない。

 そして、
 「形」は、文字とも、言える。
 活きた、文字である。

 山の木々が、紅く染まり、
 それは、「秋」を、現している。
 つまり、山が、
 「秋」という、(活きた)文字と、なって、
 観られる、のだ。

 その文字も、また、
 象形として、
 「禾(のぎへん)」に、
 「火(あかいひ)」として、
 間接的な、活文字となって、
 できている。

 花が、満開の、時、
 盛りを、知る。
 象形として、
 「艸(くさかんむり)」に、
 「化(へんか)」として、
 間接的な、活文字となって、
 できている。

 そして、
 人の表情。
 何にも増して、「心」を、物語っている。
 文字の、数では、現しきれない、
 「心」を、物語っている。
 人の表情こそ、
 活文字、である。

 【この世】は、全て、
 活文字と、言える。
 「形」が、状態を、現しているからだ。

 それを、正しく観られる力は、
 「不動心」を、以ってして、である。

 不動の、「心」を、以って、
 活文字を、鑑識する。

 「諸行無常」の、活文字を、
 「不動心」で、鑑識するのだ。

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 「不動心」とは、
 お前の、【魂】。

 【魂】だけは、「諸行無常」では、ない、
 のだ。

 土俵で、力士が、相撲をとるが、
 それは、「諸行無常」。
 【魂】は、
 力士を、観る、行司と、言える。

 力士同士は、常に、変化していくが、
 行司は、「不動心」で、
 力士の、相撲を、観る。
 そして、さばく。

 行司自らは、
 決して、相撲を、とることは、ない。

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 「諸行無常」の、【この世】にあって、
 お前自体は、流されては、ならない。
 お前自体は、不動の、【魂】であり、
 お前は、不滅なのだから。

 お前は、
【この世】に、いかなることが、起きようと、
 不動であり、無くならない。
 「形」は、無くなろうとも、
 お前自体は、不滅である。

 そこに、気づければ、
 【この世】を、冷静に、
 見つめることが、できる。
 一喜一憂から、距離が、置ける。

 地球が、たとえ、無くなろうとも、
 お前という、存在は、
 全く、無傷で、
 不滅で、いるのだ。

 そこに、恐怖も、ない。
 なぜなら、お前の、存在は、
 無くならない、からだ。

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 今回は、ここまでとする。