人生に役立てる、古典の知恵「02」
◎ 轍鮒の急(※てっぷのきゅう)(『荘子』)
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【【神様】ご自身からの、解説】
一刻を争うような、
緊急事態では、まずは、
その相手を、救うことこそ、
第一であり、
そうなった、原因探し、などは、
後のことで、ある。
とにかく、救いの手を差し伸べること。
今為すべきことは、それしかない。
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【私(※一風)からの、解説】
轍鮒とは、
道の轍(わだち)にできた、わずかな水溜まりで、
あえいでいる、鮒(ふな)のこと。
鮒にとっては、とにかく、
水が、欲しい。
それも、一刻を、争う。
ところが、そこに、出くわした、
旅人は、鮒の、困窮に、気づけず、
・大雨が降って、川が増水したら、
ここも、解消するだろう
などと、呑気なことを、言っているのである。
相手は、当座、何を、欲しているのか?
に、旅人は、ただちに、対応しなければ、
ならないのに‥‥、
である。
一杯の水、一個のパン、
1000円のお金、一回の電話を貸す、
が、当人にとって、どれだけ、ありがたいか!
私たちの、「人生」に、おいても、
轍鮒の急に、対応できる、
優しい、人で、ありたいものです。
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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。