人生に役立てる、古典の知恵「29」

◎ 死生をもって、一条となす
 (『荘子』、『老子』)

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【【神様】ご自身からの、解説】

 死ぬことも、生まれることも、
 一本の、寄り合わせた、縄のような、
 ものである。

 この、繰り返しが、お前たちであり、
 見た目に、「人生」となる。

 死ねば、また、期間をおいて、
 生まれるのであり、
 生まれれば、寿命が来て、
 死ぬのである。

 だが、お前の、実態は、
 一本の、縄のごとく、続いている、
 のである。

 決して、死んで、終わりなのでは、ない。

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【私(※一風)からの、解説】

 老子は、縄で、例えることが、
 多くあります。

 まだ、文字のない時代は、
 縄の結び目で、記録・約束と、していました。
(※これを、結縄(※けつじょう)と、言います)
 そのころは、言葉の数も少なく、
 守るべき約束も、ごく素朴で、単純なもの、
 であったと、想像できます。

 文字が、出来てから、
 【この世】は、複雑化し、
 多難な時代と、
 なった、とも、老子は、嘆いています。

 さて、現代は、どうでしょうか?

 文字どころか、パソコン・スマホ、
 インターネットに、依存する、世界と、
 なっています。

 そこまで、技術は、高度に、発達しましたが、
 肝心の、人間性は、それに、見合う発達が、
 あるでしょうか?

 私たちに、課せられているのは、
 どんな、環境下であっても、人間性の進歩です。

 人間性の進歩にとって、
 今の、この環境は、過酷で、
 試練そのもの、だと、思われます。

 さて、

 ◎ 死生をもって、一条となす

 の、老子の言葉ですが、
 これは、【真理】そのもの、です。

 私たちは、何のために、生まれ、
 「人生」を、しなければ、ならないのか?

 私たちは、「人生」を、終え、
 死後、何が待っているのか?

 私たちは、死後の、修行の後、
 また、生まれることに、なりますが、
 前回の「人生」と、次の「人生」との、
 関連性は、どうなのか?

 が、この、

 ◎ 死生をもって、一条となす

 に、込められているように、思えます。

 【人生相談・ダルマ堂】まで、お越し願えれば、
 あなたに、得心を、与えられると、思います。

 読者の皆様、
 【勇気】を、もって、
 直接、【人生相談・ダルマ堂】まで、 
 お越しください。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。