人生に役立てる、古典の知恵「39」

◎ 国の利器は、以て人に示すべからず
 (『老子』)

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【【神様】ご自身からの、解説】

 切り札となるべき、最新技術や武器は、
 うかつに、人々に、明らかにしては、
 ならない。

 いざというときに、とっておく、
 のが、賢明である。

 最新技術が、完成したからと、いって、
 どう、扱ってよいか、わからぬ、
 者たちには、
 【宝】も、宝とは、ならず、
 かえって、災いをもたらす、
 【害悪】と、なるのである、から。

 知らぬ顔を、突き通す、覚悟が、
 必要である。

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【私(※一風)からの、解説】

 最新技術、知識も、扱い方を、知らねば、
 とんでもない、パンドラの箱、と、
 なりかねません。

 値打ちを知っている、人でなければ、
 その最新技術、知識も、
 仇を為す、だけでしょう。

 核の、エネルギーも、
 未だ、私たちは、その扱い方に、
 振り回されて、います。

 核物質の、処理一つ、できないのに、
 その、生み出す、エネルギーだけを、
 先に知ってしまい、
 それを、広めて、しまいました。

 とんでもない、暴れ馬を、
 持ってしまった、のです。

 「人生」においては、どうでしょうか?

 私(※一風)は、こう、思っております。

 アクセルの生み出す、パワーの前に、
 その、パワーを止めるだけの、
 ブレーキを、まず完成させなけれは、
 ならない、
 と。

 あなたは、ブレーキの、備わっていない、
 クルマに、
 乗れますか?

 走らせるのは、簡単です。

 要は、どう、止められるか?

 では、ないでしょうか。

 いつでも、止められるから、
 クルマも、走らせることが、できる、
 のでは、ないでしようか。

 老子の、伝える、

 ◎ 国の利器は、以て人に示すべからず

 は、金言だと、思っております。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。