人生に役立てる、古典の知恵「49」

◎ 油断
 (『涅槃経』)

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【【神様】ご自身からの、解説】

 目的地まで、油を、一滴も、
 漏らすことなく、
 平衡を保って、運びきる。

 これが、【この世】での、
 修行の、目標であろう。

 (欲張って)極端なことを、して、
 平衡が崩れ、「心」が傾くと、
 「心」の油も、漏らしてしまう、
 のである。

 慎重に、日々、過ごす、ことである。

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【私(※一風)からの、解説】

 古代、油は、貴重品でした。
 漏らしては、なりません。

 油があるおかげで、
 夜、照らすことも、できるのです。

 ちょっとした、気のゆるみで、
 油を絶やしてしまい、
 照明が、切れることも、ありました。

 これも、

 ◎ 油断

 と、言います。

 【真理】の法統を、絶やさない。
 そのためには、常に、
 「心」の平衡を、保ち、
 油を、絶やさず、注ぐ。

 「人生」でも、同じことでしょう。

 まあ、これくらいで、いいだろう、

 などと、気を緩ませると、
 それが、原因で、元も子もなくならせる、
 ことが、あります。

 常に、注意点検を、怠らず、
 安全に、暮らす、

 これが、

 ◎ 油断

 の、教えなので、あります。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。