【『小桜姫物語』から学ぶ真理「02」】

◎ 「死」の直後のこと

※ 小桜姫の指導霊(※龍神様)からの、
  最初の言葉

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【引用文】

小桜姫の指導霊(※龍神様):

 そなた(※小桜姫のこと)は、しきりに、
 先刻から、現世のことを、思い出して、
 悲嘆の涙に、くれているが、
 何事が、ありても、
 再び、現世に戻ること、だけは、
 かなわぬのじゃ。
 
 そんなこと(※現世への執着)ばかり、
 考えていると、良い境涯へは、とても、
 進めぬぞ!

 これからは、ワシが、そなたの、指導役。
 何事も、よく聞き分けて、
 尊い神様の、末裔としての、御名を、汚さぬよう、
 一時も、早く、役にも立たぬ、
 現世の執着から、離れるよう、
 しっかり、修行して、もらいますぞ!
 執着が、残っている限り、
 何事も、ダメなのじゃ‥‥。

小桜姫:

 現世での、怨みが、晴らせなかったら、
 夫と、二人、力を合わせて、
 怨霊となり、
 せめて、仇敵を、取り殺してやりたい。

指導霊(※龍神様):

 他人を、怨むことは、
 何より、罪深い、仕業であるから、
 許すことは、できぬ。

 また、夫には、現世の執着が、除かれた時に、
 機会を見て、逢わせて、つかわす。

 つづく
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『小桜姫物語』より、引用抜粋

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。