【『小桜姫物語』から学ぶ真理「03」】

◎ 霊界での、最初の修行場のこと

※ 岩屋の中

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
【引用文】

(小桜姫の)指導霊(※龍神様):

 そなた(※小桜姫のこと)は、今、
 岩屋の内部に居ることに、気づいて、
 いろいろ、思い惑っている、らしいが、
 この、岩屋は、
 神界において、そなたの修行の、ために、
 特に、こしらえて下された、有り難い、
 道場であるから、
 当分、ここで、みっちり、修行を積み、
 早く、上の境涯へ、進む工夫を、
 せねばならぬ。

 もちろん、ここは、墓場では、ない。
 墓は、現界のもので、
 こちらの世界に、墓はない。

 現在、そなたの眼には、この岩屋が、
 薄暗く、感ずるであろうが、
 これは、修行が積むにつれて、
 自然に、明るくなる。

 幽界では、暗いも、明るいも、
 すべて、その人の器量次第。
 心の明るい者は、どこにいても、明るく、
 心の暗い者は、どこへ行っても、暗い。

 先刻、そなたは、三途の川や、
 閻魔様のことを、考えていたらしいが、
 あれは、仏者の、方便である。
 嘘でもないが、また、事実でもない。
 
 あのようなモノを見せるのは、
 いと、容易いことだが、
 我が国の、神の道として、
 一切、方便は、使わぬことと、してある。

 そなたは、ただ一人、この道場に住むことを、
 心細いと、思っては、ならぬ。
 入り口には、注連縄が張ってあるので、
 悪魔外道の類は、絶対入ることは、できぬ。
 また、何事が、起こっても、
 神の眼は、いつも、見張っているから、
 少しも、不安を、感ずるには、及ばぬ。

 すべて、修行場は、
 人によりて、めいめい違う。
 家屋の内部に、置かれる者も、あれば、
 山の中に、置かれる者も、ある。
 
 親子、夫婦の間柄でも、
 一所には、決して住むものでは、ない。
 その天分なり、行状なりが、
 各自、異なるからである。

 ただし、逢おうと思えば、差し支えない限り、
 いつでも、逢える。

 つづく
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
『小桜姫物語』より、引用抜粋

ご質問など、あれば、お答えしますので、
【人生相談・ダルマ堂】まで、ご連絡願います。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。