【『小桜姫物語』から学ぶ真理「09」】

◎ 小桜姫の、霊界での気づき

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【引用文】
 
小桜姫:

 こちらの世界(※霊界)の仕事は、
 何をするにも、至極、あっさりしていまして、
 すべてが、手っ取り早く、運ばれる、
 ので、ございます。

 これから、竜宮行きと、決まった時は、
 そこに、相当の準備の必要が、ありました。

 何よりも、肝要なのが、
 斎戒沐浴。
 つまり、心身を、浄める仕事で、ございます。
 
 もちろん、私どもには、
 肉体はないので、ございますから、
 人間のように、実地に、水かぶりは、
 致しません。
 ただ、水をかぶったような、清浄な気分になれば、
 それで、よろしいので。
 そうすると、いつの間にか、
 服装までも、自然に、白衣に、
 変わっているので、ございます。

 心と姿が、いつも、ぴったり一致するのが、
 こちらの世界(※霊界)での、掟で、
 人間界のように、
 心と姿とを、別々に使い分けること、ばかりは、
 とても、できないので、ございます。

 ともかくも、私は、白衣姿で、
 まず、ご神前に端座祈願し、
 それから、あの龍神様の、お祠へ、詣でて、
 これから、竜宮界へ参らせていただきます、
 と、ご報告、申しあげました。

 すると、先方から、
 『喜んで、あなたのお出でを、お待ちしております』
 と、
 それは、それは、鄭重な、ご挨拶で、
 ございました。

 龍神様の、お祠から、自分の修行場へ、
 戻ってみると、
 もう、指導役のお爺さま(※小桜姫の指導霊)が、
 そこで、お待ちになって、おられました。

小桜姫の指導霊:

 準備ができたら、すぐに、出かけると致そう。
 ワシが、竜宮の入り口まで、送ってあげる。
 それから、先は、汝一人で、行くのじゃ。
 何事も、修行のためである。
 あまり、ワシに頼る気になっては、
 面白うないのでな。

 つづく

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『小桜姫物語』より、引用抜粋

ご質問など、あれば、お答えしますので、
【人生相談・ダルマ堂】まで、ご連絡願います。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。