【『小桜姫物語』から学ぶ真理「21」】

◎ 龍神のこと ①

※ 龍神の修行場にて、監督さんと対話すること

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【引用文】

指導霊より:

 そなた(※小桜姫のこと)を、
 龍神の、修行場へ、連れて行こうと、しよう。

 あの、修行場(※湖水)には、
 一人の、老練な、監督者が、いるから、
 不審の点は、何なりと、それに、
 訊ねるが、よい。

小桜姫より:

 そのお方も、やはり、龍神さんで、
 ございますか?

指導霊より:

 無論、そうじゃ。
 が、ワシと同様、人間と面会するときは、
 人間の姿に、化けている。

小桜姫より:

 湖水の、水辺の、とある巨大な巌の上に、
 一人の、老人が、たたずんで、
 私たちの、来るのを、待っておりました。

 服装、その他、だいたいは、
 私の指導役の、お爺さまに、似たり寄ったり。
 ただ、いくらか、肉付きがよく、
 年輩も、二つ三つ、若いように、見えました。

 これが、監督の、龍神さんである、ことは、
 ここに、断るまでも、ありますまい。

 一応、簡単な挨拶を、済ませてから、
 早速、私は、監督のお爺さんに、話しかけました。

 今日は、龍神さんの、生活について、
 いろいろ、腑に落ちかねる、点を、
 お伺いたいので、ございますが。

監督の龍神さん:

 何なりと、訊ねてもらいます。
 研究のためと、あれば、
 ワシの方でも、そのつもりで、
 差し支えない、限り、何もかも、
 打ち明けて、話すことに、しましょう。

 龍神の世界は、人間界とはだいぶ、勝手が違うから、
 訊く方でも、なるべく、まごつかぬように‥‥。

小桜姫より:

 あっさりと、さばけた態度で、
 そう、言われました、ので、
 私の方でも、すっかり、安心して、
 思い浮かぶまま、無遠慮に、いろいろなことを、
 お訊きしました。

 つづく

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『小桜姫物語』より、引用抜粋

ご質問など、あれば、お答えしますので、
【人生相談・ダルマ堂】まで、ご連絡願います。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。