【『小桜姫物語』から学ぶ真理「22」】

◎ 龍神のこと ②

※ 龍神の修行場で、監督さんと対話すること

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【引用文】

小桜姫より:

 龍神と、蛇とは、どう違いますか?

監督の龍神より:

 蛇は、元々、地上の下級動物。
 形も、性質も、資格も、
 龍神とは、全く、別物じゃ。

 蛇が、いかに、功労経たところで、
 龍神に、なれるわけでも、ない。

小桜姫より:

 龍神さんは、やはり、
 人間の、ご先祖なので、ございますか?

監督の龍神より:

 左様。
 先祖と言えば、先祖であるが、
 むしろ、人間の、遠祖、
 人間の、創造者、と言ったが、
 よいで、あろう。

 つまり、龍神が、そのまま、人間に、
 変化(※へんげ)したのでは、ない。
 
 龍神が、その分霊を、地上に、降ろして、
 ここに、人類という、一つの、新しい、
 生き物を、造り出した、のじゃ。

小桜姫より:

 今でも、龍神さんは、そう言った、お仕事を、
 なさいますか?

監督の龍神より:

 いや。
 これは、最初、人類を造り出す時の、
 ごく、太古の、神業であって、
 今日では、最早、その必要は、なくなった。

 そなたも、知る通り、
 人間の、男女は、
 立派に、人間の、子を、生んでおるで、
 あろうが。

小桜姫より:

 そう言って、監督のお爺さんは、
 ニコリともせず、
 正面から、私に、鋭い、一瞥(※いちべつ)を、
 与えられました。

 つづく

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『小桜姫物語』より、引用抜粋

ご質問など、あれば、お答えしますので、
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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。