【『小桜姫物語』から学ぶ真理「38」】

◎ 霊界での、母との再会 ②

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【引用文】

母:

 これほど、あなた(※小桜姫のこと)が、
 立派な、修行を、積んでいる、とは、
 思わなかった。

 あなたの、身体からは、
 ちょうど神様のように、
 光明が、差します。

小桜姫:

 そんなことを、言いながら、
 右から、左から、しげしげと、
 私の姿を、見るもの、でした。

 これも、生みの母なればこそ、
 と、思えば、
 自ずと、先立つモノの見方のは、涙で、
 ございました。

 ふと、気がついてみると、
 庭先まで、案内の労を、とってくださった、
 母の、指導役のお爺さんは、

 ◎ いつの間にやら、姿を、消して

 全てを、私たち、母子の為す、ところに、
 任せられた、のでした。

小桜姫:

 私は、一生懸命、なるべく、涙を見せぬように、
 努めましたが、
 それは、母の方でも、同様で、
 そっと、涙をふいては、
 笑顔で、かれこれ、談話を、続けるの、でした。

母:

 あなたは、こちら(※霊界のこと)で、
 どんな、境地を、通って来たのですか?

 最初から、ここ(※瀑布の修行場)では、
 ないように、聴いております、が‥‥。

小桜姫:

 私は、こちらで、修行場が、
 三度ほど、変わりました。

 最初は、岩屋の修行場。
 
 そこは、なかなか、永う、ございました。

 その次が、山の修行場。
 
 その時に、竜宮界、天狗界、妖精界、と、
 いろいろの、珍しい所へ、連れて行かれ、
 また、夫をはじめ、多くの人たちにも、
 逢わせていただき、ました。

 現在、この瀑布の、修行場へ、移ってからは、
 まだ、いくらにも、なりません。

母:

 あなたは、まぁ、何という、結構な事ばかりを、
 して、来られたことでしょう!

 この、母などは、岩屋の修行だの、
 山の修行だの、と、
 そんな、変わったことは、ただの、一つも、
 してきては、おりません。

 まして、竜宮界、などと、言っては、
 夢にだって、見たことも、ない。

 あなた(※小桜姫のこと)は、たしかに、
 特別の、御用をもって、生まれた人に、
 相違ない。
 私の、指導役の神様も、そんなことを、
 言っておられ、ました。

小桜姫:

 まさか、そうでも、ございますが。

母:

 いや、たしかに、そうです。
 
 いつか、時節が来たら、
 あなたには、きっと、何ぞ、
 大事の、お仕事が、授けられますよ。

 どうぞ、そのおつもりで、
 今後も、しっかり、修行に、精を出して、
 ください。

 母などは、他の多くの、人たちと、同じく、
 こちらに、参ってから、

 ◎ 産土神様の、お手元で、
  ある一室を、あてがわれ、そこで、
  静かに、修行を、続けている

 だけなのです。

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『小桜姫物語』より、引用抜粋

ご質問など、あれば、お答えしますので、
【人生相談・ダルマ堂】まで、ご連絡願います。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。