『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「15」

◎ 母の守護霊と、会うこと ③

  対話の中味は?

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『新樹の通信』より

新樹霊:

 僕は、新樹という、者です。

小桜姫(※母の守護霊):

 そうですか。
 シンジュと、いうのですか。

 たいへんに、あっさりした、
 良い名前です。

 私と、あなたとでは、
 随分、時代が違いますから、
 私の申すことが、よくあなたに、
 判るかどうか、しれませんが、
 まあ、一度、私の話しを、聞いてみて、
 ください。

 あなたは、そんな立派な男子に、
 なったばかりで、若くして亡くなって、
 しまわれて、たいへんに、
 お気の毒です。

 あなたのお母さまも、
 しょっちゅう、あなたのことを
 思い出して、嘆いてばかり、おられます。

 しかし、これも、
 
 ◎ 定まった命数

 で、何とも、致し方が、ありません。

 近頃は、あなたのお母さんも、
 また、あなたも、だいぶん、
 あきらめがついた、ようで、
 何より、結構だと、思っています。

新樹霊:

 ありがとうございます。

 今後は、一層気を付けて、
 愚痴っぽく、ならないように、しましょう。

 ついては、一つ、
 守護霊さんの、経歴を聴かせていただきます。

小桜姫:

 私の経歴なんか、
 古くもあり、また、
 別に変わったことも、ないから、
 そんな、話しは、止めましょう。

 それよりか、あなたの現在の、境涯を、
 聞かせてください。

地の文:

 守護霊さんは、ご自分の身の上話を、するのが、
 嫌だと見えまして、
 僕が、いくら訊こうとしても、
 どうしても、物語ってくれません。

 仕方がないから、
 僕は、自分が死んでからの、
 大体の状況を、物語ってやりました。

 そうすると、
 守護霊さんは、たいへん僕に、
 同情してくれて、
 幽界における、心得、
 といったようなものを、
 きかせて、くれました。

小桜姫:

 私の亡くなった時にも、
 いろいろ、現世のことを、思い出して、
 とても、たまらなく、感じた、
 ものです。

 でも、
 死んだから、仕方がない、
 と、思って、
 一生懸命、神さんに、お願いすれば、
 それで、気が晴れ晴れと、なった、
 ものです。

 そんなことを、幾度も幾度も、繰り返し、
 だんだん、月日が経つうちに、
 現在のような、落ち着いた、境涯に、
 たどり着きました。

 あなたも、やはり、そうでしょう。
 やはり、私のように、
 神さんに、お願いして、
 早く、現世の執着を離れて、
 向上しなければ、なりません。

地の文:

 僕は、守護霊さんの、忠告を、
 たいへん有り難いと、思ってきました。
 
 それから、守護霊さんは、
 僕が、どうして死んだのか?
 根ほり葉ほり、しつこく、
 訊ねられました。

小桜姫:

 そんな若い身で、
 どうしてこちらへ、引き取られたのです?

 詳しく、物語ってください。

新樹霊:

 僕、ちょっとした、病気だった、
 のですが、
 いつの間にか、意識を失って、

 ◎ 死んだことを、知らずにいた

 のです。

 そんな中、叔父さんだの、
 お父さんだの、から、きかされて、
 
 ◎ 初めて死を自覚した

 ので‥‥。

 つづく

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☆☆【私(※一風)から】

 小桜姫からの、忠告は、
 大切な、点だと、思います。

 すなわち、

 ◎ もう、死んだのだ、と諦める

 ◎ 一生懸命、神さまに、祈る

 ◎ 現世への、執着を捨てる

 です。

 このあとも、新樹霊と、小桜姫との、対話は、
 続きます。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。