『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「18」

◎ 死後の状況について

  その自覚の、早い遅いとは?

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☆☆【私(※一風)から】

 人により、
 死んだことの、自覚が芽生えるのには、
 早い遅いが、あるようです。

 その点について、
 新樹霊が、実況を交え、報告する、
 場面です。

 さあ、読んでみましょう。

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『新樹の通信』より

浅野和三郎:

 幽界へ行った者が、どうして、
 自覚が早かったり、遅かったり、
 するのだろう?

 お前の、一存でなく、
 指導役の方々に、訊いて、
 返事をして、もらえないか?

新樹霊:

 お安い、御用で。

 ‥‥ ‥‥

 伺ってみると、やはり、

 ◎ 信念の強い者が、早く自覚する

 そうで、
 その点において、
 近代日本人の霊魂は、甚だ、
 成績が悪い、ようです。

 現に、僕なども、
 自分の死んだことも、自覚せず、
 また、
 自分の葬儀の営まれたことも、知らずに、
 いたくらい、ですからね。

浅野和三郎:

 唯物論者、つまり、
 死後、個性の存続を、信じない、
 連中は、死後、どうなるかな?

新樹霊:

 ◎ 非常に自覚が、遅い

 ようです。

浅野和三郎:

 一つ、これから、
 自覚していない人たちの、実況を、
 見てくれまいか?

新樹霊:

 承知しました。

 ‥‥ ‥‥

 今、その一部を、見せてもらいましたが、
 いや、どうも、なかなか、

 ◎ 陰惨です

 ね。

 男も女も、皆裸で、
 暗い所に、ゴロゴロして、
 いかにも、身体が、ダルそうです。

 僕は、気持ちが、良くない、
 というよりか、
 むしろ、気の毒の、感に打たれ、
 
 この連中は、いったい、いつまで、
 この状態に、置かれているのですか?

 と、指導役のお爺さん(※指導霊の一人)に、
 訊いてみますと、

 ◎ この状況は、必ずしも、永久に、
   続くものでは、ない

 ◎ 中には、間もなく、自覚する者も、
   ある

 ◎ 自覚する、しないは、
   本人の、心掛け次第

 で、

 ◎ 他からは、如何ともしがたい

 のだ、という、返事でした。

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☆☆【私(※一風)から】

 たいへん重要な、報告が、
 もたらされた、回でした。

 ◎ 本人の、自覚次第

 という、ことです。

 死後、いわゆる、「成仏」できるか、
 どうかは、

 ◎ 生前の、知識による

 という、ことです。

 いわゆる、唯物論者では、
 死後、無になると、思い込んでいるため、
 死んでいるのに、自分が存在している、実態に、
 混乱してしまい、
 一種の、パニック状態に、
 なってしまう、

 という、ことでしょう。

 まずは、死後を、自覚せねば、
 そこから、先に、進めない、
 のですから‥‥。

 さらに、

 ◎ 他からは、如何ともし難い

 とあるのも、厳しく受け止めなければ、
 ならない、【真理】だと、思います。

 とにかく、以上の点は、大問題だと、
 私(※一風)は、思います。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。