『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「31」

◎ 乃木霊との、対話 ④

  死後直後の、状況を語る
 
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☆☆【私(※一風)から】
  
 乃木さんは、殉死という形で、
 他界されましたが、

 今回からは、死後、どうやって、
 目覚めたか?
 守護神は、どうだったのか?

 について、通信してきます。

 それでは、その部分を、読んでいきましょう。

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『新樹の通信』より

乃木霊:

 ワシは、自刃するまでの事は、
 よく、知っておるが、
 その後のことは、しばらく、
 何の記憶も、持っておりません。

 ある期間、ワシは、全然何らの、
 自覚もなしに、過ごしました。

 ‥‥
 ‥‥

 やや、正気づくように、なってからも、
 何やら、辺りが暗く、
 頭脳も、朦朧としていて、
 依然、取り留めたことは、
 覚えていません。

 そのうちに、誰ともなく、
 ワシの名を、呼ぶものがあった、ので、
 ハッと、目が覚めました。

 辺りは、まだ少し暗いが、
 気分は非常に、爽快である。

 ワシは、その時、初めて、
 自刃して、こんな所に、来たのかしら、
 と、気がつきました。

 これで、先帝陛下にも、お目にかかれる、
 であろうと思うと、
 心の中は、嬉しさに充ちました。

 が、何を言うにも、その当座は、
 ともすれば、夢うつつの、境に、
 さまよいがちで、
 ただ、ジッと静かにしていた方が、
 楽でありました。

浅野和三郎:

 誰ともなく、あなたのお名を、呼んだと、
 言われましたが、
 それは、どんなお方で、ございましたか?

乃木霊:

 それは、

 ◎ 装束を付けた、立派な方

 で、
 その方が、ワシを、呼び起こして、
 くれました。
 
 ワシは、自分の友達でも、あるか、
 と、思うて、よく見ましたが、
 別に友達でも、なく、
 また、年齢も、少しお若い方なので、

 これは、

 ◎ 神さん

 であろう、と気がつきました。
 
 誰でも、死んで、この世界に入ると、
 必ず、神さんが来て、お世話をして、
 くださるもの、じゃそうで、

 その後の自分が、

 ◎ 何か、こうして欲しい

 と、思うと、

 ◎ すぐにその願いが、先方に届いて

 良いように、してくださる、のじゃ。

浅野和三郎:

 その方は、あなたの本来の、御守護霊で、
 ありますか?

 それとも、帰幽後、
 一時、あなたのお世話をなさる、
 指導者の方で、ありますか?

乃木霊:

 さあ? そこのところは、
 まだ、よく、ワシにも、
 判りません。

 いずれ、よく取り調べたうえで、
 ご返答、いたしましょう。

 万一、間違ったことを、お答えすると、
 世の中を、誤りますので、な。

浅野和三郎:

 あなたは、その後、
 神として、祀られておられますが、
 無論、現界からの、祈願は、
 そちらに、届きましょうな?

 つづく

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☆☆【私(※一風)から】

 装束を付けた方とは、
 産土神(※龍神)であろうと、
 思われます。

 そして、【霊界】では、

 ◎ 以心伝心

 ◎ 電光石火

 であることも、判ります。

 乃木さんは、死後、顕彰され、
 乃木神社として、祀られて、
 そこへの、参道は、乃木坂と、
 されました。

 神社での、祈念は、
 どう、神様に通じていくのか?

 が、次回、語られます。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。