『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「32」

◎ 乃木霊との、対話 ⑤

  夫人や、子どものこと

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☆☆【私(※一風)から】

 乃木さんは、【霊界】では、
 ご夫人であった、静子さんや、
 先に戦死された、二人の息子さんとは、
 どう、だったのでしょうか?

 今回は、そのような、ことにも、
 ふれられて、います。

 私たちの、大いに参考と、すべき、
 ことだと、思われます。

 それでは、進めます。

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『新樹の通信』より

浅野和三郎:

 あなた(※乃木霊)は、神として、祀られて、
 おられますが、
 無論、現界からの、祈願は、
 そちらに、届きましょうな?

乃木霊:

 自分は、見らるる通り、
 つまらない人間であった、に係わらず、

 国民挙げて、自分を、神に祀ってくだされ、
 自分としては、ひたすら恐懼しておる、次第じゃが、
 
 神々の御守護により、
 及ばずながら、

 ◎ 護国の神

 として、大いに働く覚悟で、おります。

 ただし、神社に祀られている、
 と言っても、

 ワシが、

 ◎ 常に神社に居る訳では、ない

 神社に、参拝者があれば、

 ◎ そちらの祈願が、よくこちらに、
   通ずるだけのもの

 であります。

 有り難いことには、
 自分に対して、国家守護の祈願を、
 してくださる方が、近頃、だんだん多い‥‥。

浅野和三郎:

 あなたには、明治大帝の、御後を慕われて、
 自刃されたので、ありますが、
 その事に、ついて、
 差し障りなき、限り、
 そちらの、模様を、お漏らし、
 くださいませんか?

乃木霊:

 畏れ多い事では、ありますが‥‥、

 先帝陛下には、
 御崩御以来、まだ、安らかにお眠り、
 遊ばされておいで、のように、

 あの装束を召された方から、
 申し聞かされて、おります。

 それで、自分は、常に、
 陛下の御霊のお側近くには、伺候、
 いたしますが、
 折角、お安すみのところを、
 我々風情の者が、不躾に、お言葉を、
 かけ参らせることも、
 余りに、畏れ多い次第と、考え、

 なるべく、差し控えている、
 次第で、‥‥

 全て、こちらの模様は、
 現世で考えていたころ、とは、
 いささか、趣を異にしているところが、
 あるものじゃ。

浅野和三郎:

 静子夫人、また、戦死された、
 勝典、保典の、お二人には、
 そちらで、すでに、お逢いに、
 なられましたか?

乃木霊:

 逢った、という訳では、ないが、
 静子とは、音信を、致しております。

 あれは、ワシよりは、少し遅れて、
 目が覚めた模様で、
 
 こちらで、思うことも、
 また、あちらで、考えることも、
 皆、互いに、よく通じます。

 女性のこと、だから、
 やはり、子どものこと、などを、
 思っている、ようで、‥‥

 二人の子どもたちは、
 まだ、充分、目が覚めておらんと、
 みえまして、
 これまでに、一向、通信を、
 しておりません。

浅野和三郎:

 あなたは、お墓と、お宮と、
 両方をお持ちに、なっておられる、
 方で、あるから、

 是非、お伺いしたいと、思いますが、

 お宮と、お墓とは、
 どこが、どう、違いますか?

 これは、社会風教の上に、重大な、関係が、
 ありますから、
 とくと、御勘考の上にて、
 ご返答を、願いたいと、思います。

 つづく

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☆☆【私(※一風)から】

 死後、ご夫人とは、通信できている、
 ようですが、

 まだ、目覚めていない、戦死された、
 二人の息子さんとは、
 逢えてない、ようです。

 読者の皆様に、つきましては、
 大いに、参考と、されてください。

 この後、「お墓」と、「お宮」との、
 違いについて、
 語ります。

 ここも、要参考と、せねば、
 ならないでしょう。 

 それについては、次回にて。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。