『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「39」

◎ 伊勢神宮への、再度の参拝 ④

  小桜姫からの、通信

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☆☆【私(※一風)から】

 今回は、同じ参拝で、小桜姫からの視点の、
 通信で、あります。

 新樹霊からの、視点と、
 同じ点もあれば、異なった点も、
 あると、思います。

 この通信を、熟読することで、
 さらに、【霊界】の事情が、
 判ってくるのでは、ないかと、
 思います。

 では、読んでみましょう。

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『新樹の通信』より

地の文:

 今度は、入れ替わって、
 同じ参拝についての、
 小桜姫の報告を、紹介しましょう。

小桜姫:

 今日は、子ども(※新樹霊)から、
 是非、伊勢の大廟に、お詣りをしたいから、
 御同行を、願いたい、
 という、知らせで、ございましたので、
 早速、その支度をして、出かけて、
 まいりました。

 そういう、尊いお宮に、詣るのでございましたので、
 できるだけ、清浄な着物を、着けていくのが、
 よいと、考えまして、
 そのつもりで、着替えを致しました。

 子ども(※新樹霊)には、途中で、
 逢いました。
 
 その時、どんな打ち合わせをした?
 と、仰っしゃるのですか。

 別に、こちらでは、打ち合わせの必要は、
 ございません。

 子どもに、逢いたいと思えば、
 どこに、おっても、すぐ判りますので。

 子どもは、今日も、洋服を着ておりました。

 近頃は、たいへん私に馴れまして、
 遠慮せずに、よく、いろいろのことを、
 申します。

 お宮に行ったら、
 どういうふうに、すればよいか?

 だの、

 お宮までは、どの位の、
 道のりが、あるか?

 だのと、
 中には、随分、私などには、
 返事のできない、質問も、
 致しますので、
 少し、困る時も、ございます。

 先方に着いてみますと、
 それは、きれいな、広々とした御庭、
 で、ございましてね、

 別に、現界のように、
 柵だの、何だの、という、
 仕切りは、ありません。

 ただ、何となく、神霊の気が漂っていると、
 申すような、気分の場所、
 それが、大廟の境内なので、ございます。

 私は、生前に何処にも、参ったことが、
 ございません。
 何しろ、物騒な戦国時代の、人間で、
 ございますから。

 で、無論、現界のお伊勢様も、
 ただ、人の噂に聞いただけで、
 いかにも、残念なことに、思って、
 おりましたが、

 今回、図らずも、現界で叶えられなかった、
 望みを、こちらで、叶えることに、
 なりまして、たいへん、有り難いことで、
 ございました。

 境内を、歩いている時に、
 子どもが、申しますには、
 
新樹霊:

 現界には、五十鈴川という、大きな川が、
 あるが、
 こちらの世界にも、それが、あるかしら?

小桜姫:

 そんなことは、私も、一向、存じませんので、
 二人で、散々、探しました。
 
 すると、森の奥の方の、
 寂しい所から、流れ出る、きれいな川が、
 あるのです。

 で、子どもにも、そう申しまして、
 口も、手も、すすぎました。

 その時、子どもが、

新樹霊:

 いかにも、綺麗な水だから、
 飲んでもよいかしら?

小桜姫:

 と、申しますから、

 それは、少しも、差し支えないでしょう。
 御神水だから、たんと、頂きなさい。

 と、答えておきました。

 つづく

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☆☆【私(※一風)から】

 五十鈴川の、件は、
 面白く、読ませて頂きました。

 顕幽相応、の法則が、ありますが、
 何事も、【霊界】の方は、
 質素で、簡単なように、思います。

 次回は、新樹霊からの、報告にもあった、
 ように、
 天照大御神様の、顕現の場面ですが、
 小桜姫は、どのように、伝えて来る、
 のでしょうか?

 楽しみです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。