『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「43」

◎ 伊勢神宮への、三度目の参拝 ⑧

  乃木さんと共に、参拝

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
☆☆【私(※一風)から】

 【この世】で、神様を直に拝する、
 ことは、まず、叶いません。

 しかし、【霊界】の、清浄な境涯では、
 念じれば、叶うようで、あります。

 しかも、実感を伴って。

 これを、信じるかどうかは、
 あなた次第、なのですが、

 私(※一風)は、すでに、自分の体験として、
 神様と、対面し、
 対話も、させていただいた、経験上、

 この新樹霊の、報告を聴き、
 
 ◎ さもありなん

 と、共感するのみです。

 私(※一風)の場合、
 もはや、信じている、レベルではなく、
 そのことを、知っている、レベル、
 です。

 さて、
 天照大御神様は、顕現されたので、
 しょうか?

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
『新樹の通信』より

新樹霊:

 そこで、僕は、御神前に額づいて、
 誠心込めて、神様に、祈願しました。

 今日は、この方(※乃木霊)を、
 お連れ致しましたから、
 度々のことで、恐れ入りますが、
 何卒、神様のお姿を、拝ましていただきます‥‥。

 御祈願を、終わるか、終わらぬうちに、
 たちまち、お宮の後方の、一段高い所、
 前には、立木の茂みの中、でしたが、

 今日は、それとは違って、
 
 ◎ 何もない、虚空の一端に、
   いつもと同じく、
   白衣を召された、女神のお姿

 が、お出ましに、なりましたので、

 僕は、乃木さんに、

 「早く、拝むように‥‥」

 と、通知しました。

 そうすると、乃木さんは、
 はっとしてしまって、
 急いで、というよりか、
 むしろ、慌てて、

 低く低く、お辞儀をして、しまいました。

 「乃木さん、拝みましたか?」

 僕は、気にかかるので、
 下を向いたまま、訊ねますと、

 「拝みました‥‥。何とも、有り難うございました」

 という、返事です。

 再び、上を仰いだ時には、
 もう、神様のお姿は、消えていました。

 なにぶん、乃木さんの、喜び方は、
 非常なもので、

 「たいへんに結構なことを、させて頂いた」

 と言って、涙を流して、僕に、
 お礼を、言われます。

 僕は、乃木さんに、言いました。

 「僕に、お礼なんか、ご無用です。
 幽界の居住者として、これしきの、
 労を執るのは、当然のこと、ですから‥‥。
 今後も、折りがあったら、また、
 どこかへ、ご案内を、致しましょう。
 また、僕の知らないところは、どうか、
 ご指導をして、くださるように‥‥」

 僕は、乃木さんと、いろいろ、
 お約束をして、
 実に、良い気持ちで、お別れしました。

 乃木さんという方は、
 あんな老人で、生前、地位の高かった方だから、
 僕を、子ども扱いにでも、するかと、
 思っていましたのに、

 かえって、僕を、
 先輩扱いに、してくれるので、
 僕、実に、恐縮して、しまいました。

 連れ立って、歩いても、
 はなはだ、気持ちの良い方で、
 今後も、あんなふうの人と、
 一緒に、出掛けたら、
 面白いだろうと、感じました。

 (※昭和6年1月5日)

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
☆☆【私(※一風)から】

 乃木さんの、謙虚な、お人柄が、
 よく、伝わってきました。

 心温まる、一節だったと、
 思います。

 さて、
 【霊界】での、このようなことを、
 【霊界】に行ってから、知るのではなく、
 【この世】にいるうちから、
 知っておくこと、こそが、
 私(※一風)は、大事だと、思っています。

 なぜなら、
 先のことを、予め知っておけば、
 今の、行動に生かせるから、
 です。

 神様は、本当におられる。

 だったら、神宮で、
 どう、拝めばよいか?

 こうなるはず、です。

 きっと、もう、形式的に
 拝む、などという、失礼なことは、
 なくなると、思います。

 新樹霊さん、乃木霊さん、
 有り難うございました。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。