守護神からの言葉に学ぶ・その17

◎ 地獄の都市からの、脱出

  Eさんを説得して、連れ立って逃げるR氏は、‥‥

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☆☆【私(※一風)から】

 私たちの中で、
 【この世】で、
 他人を悲しませるような、悪行を、
 (※たとえ、それが暴かれないでいても)
 したことのない、人は、
 まず、いないのでは、ないでしょうか?

 死後、地獄界で、苦しむのは、
 誰しも、嫌でしょう。

 ですが、私(※一風)は、
 (※もちろん自分も、含めて)
 大半の人は、地獄界に、お世話になる、
 ものと、考えております。

 地獄界とは、自分の至らない、心の垢を、
 落とすところ。
 有り難い、世界なのだと、
 思っております。

 どうしたら、地獄界に、行かなくて済むのか?
 を、考えるより、
(※その考え自体が、自己中で、あります)
 地獄界に、行くものだと、観念して、
 
 逃げようともがくのではなく、
 身から出た錆、と、

 ◎ 甘んじて、受け入れる

 姿勢が、大事ではないかと、
 常々、思っております。
 
 自分だけは、‥‥

 という、生き方、考え方が、
 地獄界に、通じる、「心」なのだと、
 私(※一風)は、思っております。

 さて、R氏は、どうEさんを、導いたのでしょうか?

 みてみましょう。

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 いよいよ地獄の都市を、出抜けると、
 Eさんは、急に、心細く、なった。
 Eさんは、身震いして、‥‥

Eさん:

 まあ、なんて寂しいところ、でしょう。

 私、怖いわ!

 戻りましょうよ。

R氏:

 バカな!

 こんなところで、兜を脱ぐようなことで、
 どうなります!

 一緒に、来なさい!

 ほれ、あそこに、光明が、見えるじゃないか!

地の文:

 休憩所から漏れる、一点の光明は、
 いくらか、Eさんの元気を、引き立てるべく、
 見えた。

Eさん:

 ほんに。なんて綺麗な星でしょう。

 私、死んでから、ただの一度も、
 星を見たことが、ありませんわ。

地の文:

 我々(※R氏とEさん)は、
 一歩一歩、それに近づいたが、

 やがて、その光が、激しくなると、
 彼女は、またも、ためらいだした。

Eさん:

 あら、痛くて、たまらないわ!

 近寄れば、近寄るほど、
 痛くなるわ!

R氏:

 なんの、くだらない!

 これくらいの、我慢ができなくて、
 どうなります!

 私などは、まだまだ、この百倍も、
 辛い目に、逢ってきている。

 ◎ あの光のお陰で、身体の塵芥が、
   少しずつ、除れていくのだ。
   有り難い、話しだ!

地の文:

 私が、Eさんを、一生懸命、
 慰め、励ましたので、
 彼女も、やっと、気を取り直し、
 とうとう、休憩所の入り口まで、
 たどり着いた。

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 どうだった、でしょうか?

 地獄界においても、
 「心」の向上には、

 ◎ 他人の役に立つ

 ことが、求めらるている、ことに、
 気がつきます。

 それは、地獄界に限らず、
 【この世】でも、同じこと、でありましょう。

 昨日までの、自分で良いのなら、
 それは、ぬるま湯に浸かっている、のと、
 同じこと。

 向上も、進歩も、ありません。

 昨日までの、自分を、脱ぎ捨て、
 勇気を持って、他者の役に立つ、
 行動を、することです。

 それを、

 ・ 損なこと

 などと、とらえる「心」こそが、
 地獄と、通じているのです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。