守護神からの言葉に学ぶ・その24

◎ 最後の難関に、挑む

  守護神の、助けを借りて‥‥

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☆☆【私(※一風)から】

 地獄界と、天界とを、遮る断崖は、
 凄まじく、

 また、そこには、登る者を、
 再度、地獄へ引きずり下ろそうと、する、
 邪魔者も、いるのである。

 では、最大の難関は、何か?

 さあ、予想してください。

 ‥‥

 答えられましたか?

 その答えとは、

 ◎ 己の眼(※「心」)が、天界の明るさに、
   慣れていないこと(※相応しくないこと)

 なのです。

 その人の波長が、天界と同じであれば、
 何も、眩しいことは、なく、
 普通に、映るのですが、

 まだ、その人が、地獄界の波長ならば、
 天界に、昇ったとて、
 波長が、違いすぎて、
 熱くて、眩しくて、却って、苦痛を、
 覚えることに、なるのです。

 さあ、R氏の場合は、どうなったので、
 しょうか?

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地の文:

 我々(※R氏と守護神)が、とある洞穴の前を、
 通りかかった時に、
 醜悪なる、大入道が、飛び出して、叫んだ。

大入道:

 止まれ!

 何人(※なんぴと)も、地獄から、
 逃げ出すことは、相ならん!

地の文:

 が、彼(※大入道)が、私に、
 手を触れる前に、
 守護神が、振り向いて、

 ◎ 十字を切った

 ので、
 「キャー!」
 と、言いながら、
 悪臭紛々たる、洞穴の中に、逃げ込んでしまった。

 それからの、(※崖を登る)難行は、
 永久に、私の記憶に刻まれて、残るに、
 違いない。

 登って行くのは、
 ほとんど、壁立せる、断崖であるが、
 脚下の石ころは、間断なく、
 ズルズルと、滑り落ち、

 一尺登って、一丈も下がる場合も、
 少なくない。

 その間に、守護神は、

 ◎ いかにも軽そうに、フワフワと、
   昇って行かれ

 ◎ いつも、二三歩ずつ、私の前に立って、
   その身体から放射する光線で、
   道を照らして、くださった

 やがて、
 「止まれ!」
 と、命ぜられた、ので、
 私は、喜んで、その通りにした。

 我々の到着したのは、一つの、
 狭い平坦地であった。

 ◎ 私の両眼は、そこで、しっかりと、
   包帯で、縛りつけられた

 守護神は、こう言われた。

守護神:

 お前の、弱い信仰では、
 半信仰の境涯(※天界の最下層部)の、
 夕陽の光も、まだしばらくは、
 痛いで、あろう‥‥。

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 どうでしたでしょうか?

 最後の難関に、さしかかる前に、
 R氏は、両眼を、包帯で、塞がれた、
 のです。

 天界の波長に、慣れていないR氏では、
 眼帯をしていないと、
 眼が、つぶれて、しまうので、
 ありましょう。

 私たちは、よく、
 
 ・ 死んで、天国に行きたい

 などと、言いますが、

 天国(※天界)の、波動に相応しい、
 「心」の波動でないと、
 天国から、はじかれてしまう、
 という、わけなのです。

 私たちは、その「心」に相応しい、
 界に、自然と、溶け込むことに、
 なるのです。

 このつづきは、次回へ。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。