「人生」への新視点・15

◎ 「敵討ち」は、名実共に、
  前時代的な、考えである

  「敵討ち」をすれば、カルマは、
  消えない

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☆☆【私(※一風)から】
  
 「敵討ち」とは、復讐すること、
 です。

 日本でも、この考え方は、
 心の底流で、
 根強く、残っていると、思います。

 目には目を、
 歯には歯を、
 名誉を汚されたら、汚名を晴らす、
 やられたら、やり返す、

 という、考え方です。

 「敵討ち」することで、
 その場では、本懐を遂げ、胸がすく、
 ことでしょう。

 ですが、私(※一風)は、
 これは、【魂】のことに、未熟な、
 前時代的な、考えであると、
 思っています。

 あまりに、
 【この世】や、身体、物質に、
 捕らわれ過ぎて、いると、思っています。

 「敵討ち」は、連鎖します。
 やられたら、やり返す、では、
 やり返された方に、とっては、
 これまた、やられた、と、受け取りますので、
 新たな、やり返し、の心が、発生して、
 しまいます。

 復讐の、連鎖です。

 また、
 真理からも、
 やった「人生」が、済めば、
 次には、
 やられる「人生」を、経験することに、
 確実に、なります。

 このことを、よく、知らなかった、
 と、言えます。

 この、やった、やられた、の、連鎖は、
 どうすれば、無くなるのでしょうか?

 それは、この一手に、かかっています。

 ◎ 相手を許し、やり返さない

 です。

 これこそが、新時代の、考え方です。

 腸が煮えくり返る、思いが、する、
 ことでしょうが、
 それに、負けて、
 復讐すると、
 今度は、あなたが、やられる、のです。
 【来世】で。

 非常に、難しい問題であることは、
 私(※一風)も、承知しております。

 相手を許す、ことが、
 どれほど、苦しく、困難なことかは‥‥。

 ヒントを、一つ申しあげます。

 無理してまで、許すことは、ありません。
 無理したことは、それもまた、
 自分に、返ってくるから、です。
 喜んで、許せて、はじめて、
 カルマは、解消です。
 そうなるには、やはり、
 とことん、【真理】を、体得する、
 しか、方法は、ないでしょう。

 難しいことですが、
 この、矛盾したことを、
 乗り越えていく、しか、
 ないのです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。