良い言霊:01

◎ 人は城、人は石垣、人は掘

  情けは味方、仇は敵なり

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☆☆【私(※一風)から】

 今回より、『良い言霊:』と題して、
 皆様に、お届けしたいと、存じます。

 言霊(※ことだま)とは、
 その言葉自体にパワーがあり、
 声に出して唱えれば、より強力なパワーを、
 得られる、
 ということ、なのです。

 皆様に、選りすぐりの『良い言霊:』だけを、
 お贈りし、「人生」に、役立てていただければ、
 幸いに存じます。

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 今回は、戦国武将であった、
 武田信玄の、残した和歌からです。

 ◎ 人は城 人は石垣 人は掘
    情けは味方 仇は敵なり

 です。

 武田信玄は、自分が国主となってから、
 一度も、その領内で戦はせず、
 土木工事を行うことで、
 領民の生活の安寧を、目指しました。

 自らは、城は持たず、
 躑躅が崎に、陣屋を構えただけ、
 でした。

 物による構築物よりも、
 人こそが、城であり、
 人こそが、石垣、掘なのだ、
 と、部下を信じました。

 武田信玄の、領国経営は、
 戦国期において、抜群であった、と、
 後の、徳川家康も、手本としています。

 たとえ、焼け野原と、なろうとも、
 人間がある限り、城は建つのです。
 人間の城が。

 その際、
 人には、情けが必要で、
 不必要なのは、仇である、と、
 付け加えました。

 人と人との、信頼の絆さえあれば、
 何ものにも勝る、最強の城が、できる、
 と、武田信玄は、喝破したのです。 

 これは、今日にも、全く通用する、
 素晴らしい【言霊】で、あります。

 大いに、参考としたい、
 【言霊】です。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。