良い言霊:49

◎ 不自由を常と思えば、不足なし。

  こころに望みおこらば、
  困窮したる時を思い出すべし。

  徳川家康の遺訓からの【言霊】②

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☆☆【私(※一風)から】

 前回の続きと、なります。

 徳川家康は、幼い時から、
 長く、人質生活を送り、
 不自由な毎日に、耐えました。

 「人生」の底を知っていた、
 わけです。

 家康の偉いところは、
 それを、生涯忘れなかった、
 ところです。

 「人生」に、抑制が利いていた、
 と、言えるでしょう。

 贅沢をせず、老いても、慎みました。

 欲を言い出せば、キリがない、
 ことを、熟知していた、
 のです。

 そのことは、
 二代将軍、徳川秀忠も、
 父親・家康を、間近に見て、
 真似ました。

 江戸初期は、質素倹約で、
 随分締まっていた、といって、
 いいでしょう。

 私たちも、これに、
 習うべきと、思います。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。