良い言霊:95

◎ 断崖絶壁に生えた松

※ ド根性大根

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☆☆【私(※一風)から】

 山紫水明を描いた、掛け軸には、
 断崖絶壁の松が、
 描かれます。

 誰がいったい、あんな場所に、
 松の種を、植えたのでしょうか?

 それは、自然です。

 自然に、松の種が、風で運ばれ、
 断崖絶壁に、行き着き、
 そこで、根を生やした、のです。

 松にしてみれば、
 そんな、土も少なく、
 過酷な場所に、育ちたくは、
 なかったでしょうが、
 松は、文句は言いません。

 ひたすら、
 自分が落ちた場所を、住みかと定め、
 風雪に耐え、
 根を張り巡らし、
 断崖絶壁の松に、成長したのです。

 ある意味、
 アスファルトに育った、
 ド根性大根、と、同じです。

 その環境に、文句を言わず、
 精一杯、生きている、のです。

 私たちの、「人生」も、
 これと、全く同じ、では、
 ないでしょうか?

 私たちも、断崖絶壁に生きる松と、
 同じなのです。

 試練にさらされながらも、
 「人生」を、生き抜くわけです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。