ことわざに学ぶ「人生」:その58

◎ 両取り、逃げるべからず

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☆☆【私(※一風)から】

 これは将棋の、格言です。

 飛車、金、両取り、などの手を打たれると、
 非常に、痛いところ、ですが、
 これに、いちいち対応していると、
 ジリ貧と、なります。

 敢えて、この状況を放っておいて、
 全然、別のところの、手を指すのです。

 両取りだから、といって、
 取られるのは、どちらか、一つの駒だけです。

 それよりも、あきらめるところは、
 未練は、残さず、相手の好きにさせておき、
 こちらとしては、その隙に、
 別の妙手を、検討するのです。

 これを、切り返し、と、
 呼びます。

 「人生」も、同じです。

 取られると、決まったものは、
 仕方ありません。
 そこは、もう、相手の好きにさせておき、
 あなたは、別の一手を、考えるべきです。

 それでこそ、

 ◎ 肉を切らせて、骨を断つ

 ことが、可能となるのです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。