ことわざに学ぶ「人生」:その82

◎ 王より飛車を可愛がり

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☆☆【私(※一風)から】

 今回も、将棋のことわざから、です。

 将棋というゲームは、
 相手の王を、詰ませたら、勝ち、
 という、ゲームです。

 どんなに、自陣が、駒損していたとしても、
 たとえ、飛車、角を、失っていたとしても、
 相手の王を、詰ませられたら、
 それで、勝ちなのです。

 詰ませるためには、
 飛車や、角でも、捨てるときには、
 思い切って、捨てるのです。

 そういう、発想ができなければ、
 この、将棋という、ゲームには、
 なかなか、勝てないでしょう。

 究極的には、
 たとえば、歩と金の、2枚さえあれば、
 王を、詰ませられる、のです。

 そうなるためには、
 準備段階として、
 価値ある大駒を、捨てていくことも、
 厭わず、で行かなくては、なりません。

 犠牲も、勝負の内なのです。

 いいえ、
 犠牲なくして、将棋というゲームでは、
 勝てないでしょう。

 「人生」にも、残酷なようですが、
 将棋と、似たところが、あります。

 後生大事に、飛車を守っていても、
 肝心の、王を、詰まされたら、
 それまで、なのです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。