ことわざに学ぶ「人生」:その94

◎ 魚は、殿様に焼かせよ

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☆☆【私(※一風)から】

 殿様(※大名)は、自ら料理に立つことは、
 まず、ありません。

 魚を焼かしても、
 そのまま、です。

 これが、かえって良いのです。

 いちいち、焼けたかどうか、
 裏返したり、して、箸をつけると、
 形が、崩れていきます。

 いたずらに魚を触らず、おおざっぱに、
 一回で、焼き切る、のが、
 良いわけです。

 細々と、指図するのではなく、
 指示したら、あとは大きく任せておく、
 これが、大名たる者の、
 器でしょう。

 いちいち、こまめに指示や、
 確認などに、神経を使っていては、
 部下も、やる気をなくしてしまう、でしょう。

 これを、

 ◎ 魚は、殿様に焼かせよ

 の、真の意味だと、私(※一風)は、
 とります。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。