ことわざに学ぶ「人生」:その126

◎ 玉の早逃げ、八手の得

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☆☆【私(※一風)から】

 将棋は、相手の玉を、詰ませる、
 ゲームです。

 だから、将棋では、
 何をおいても、自玉を詰まされないよう、
 守らねば、なりません。

 普通は、金や銀などで、
 玉を守る、のですが、
 終盤では、そんな暇が、なくなります。

 そこで、

 ◎ 玉の早逃げ、八手の得

 と、なるのです。

 自玉を、「王手」や、「詰めろ」が、かかる、
 危険地帯から、逃がすのです。

 危険地帯に、いれば、
 それだけで、がんじがらめに、されて、
 万事休すと、なります。

 どれだけ、持ち駒が、あったとしても、
 こうなれば、負けです。

 とにかく、相手からの、追っ手から、
 逃れる、のです。
 駒の犠牲は、この際、目をつぶります。

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 「人生」も、また同じ。

 立っている場が、危険地帯なら、
 一刻も早く、そこから、逃れる、
 のです。

 危険地帯にいては、
 たとえ、いくらお金を持っていても、
 役には立ちません。

 最終は、自分の「命」です。

 グズグズしていないで、

 ◎ 玉の早逃げ、八手の得

 を、実践すべきです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。