ことわざに学ぶ「人生」:その139

◎ 小田原評定

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☆☆【私(※一風)から】

 豊臣秀吉の最後の国内戦は、
 小田原の北条征伐でした。

 北条氏の小田原評定は、
 天正18年(1590年)1月から、
 7月まで、続いています。

 実に、半年以上も、
 籠城して、会議していた、
 のです。

 しかも、結論の出ない、
 先送り、先送りの、連続でした。

 その原因の一つに、
 奥州の伊達政宗が、援軍にきてくれる、
 との、期待があったのです。

 しかし、
 伊達政宗は、迷った挙げ句、
 豊臣秀吉に、頭を下げることと、
 なりました。

 結局、北条は、
 決戦することなく、
 開城し、降伏することと、なりました。

 ここに、
 関東を支配してきた、五代にわたる北条氏は、
 終焉したわけです。

 結論を出せずに、グズグズしていて、
 ろくな事は、ありません。
 ジリ貧に、なるだけです。

 小田原評定とは、
 そのことを、指した、言葉です。

 あなたの「人生」でも、
 同じです。

 「人生」とは、何らかの結論を出し、
 動いてこその、「人生」です。

 小田原評定は、私たちに、
 そのことを、教えてくれて、
 います。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。