ことわざに学ぶ「人生」:その210

◎ 敗北

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☆☆【私(※一風)から】

 今回は、敗北について、
 考えてみましょう。

 「北」とは、なんでしょうか?

 これは、
 人と人とが、背を向け合って、
 逃げていくことを、表した、漢字です。

 だから、「背」という漢字に、
 すでに、「北」が含まれている、
 わけです。
 「月」は、部首の「肉付き」です。

 中国では、君子は南面して、座ります。
 北を背にして、座るわけです。

 北は、寒く、畑もできませんが、
 南は、温かく、豊かな田畑が、あり、
 南に進出することが、国家の力、
 でした。

 だから、戦争に負ければ、
 北に、逃げる、わけです。

 「人生」でも、
 君子のように、南面して、
 不動で、ありたい、ものです。

 中国でも、日本でも、
 朝廷の、大極殿は、南面している、
 のです。

 日本家屋でも、南向きには、
 縁側をとり、庭を設ける、わけです。
 これは、
 朝廷の大極殿を、模している、
 のです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。