小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」29

◎ 【この世】で、亡くなった人に対して、
 嘆くことは、どうなのか?

※ 何より困ることは、‥‥

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☆☆【私(※一風)から】

 残念ながら、【この世】では、
 【霊界】のことが、ほとんど知られていないため、
 「死」のことを、嘆き、
 死者に対して、過剰に負の感情を、
 持ちがちで、あります。

 私たちは、「死」や死者に対して、
 どのように思えば、よいのでしょうか?
 
 どう祈念すれば、よいのでしょうか?

 まず、「死」への認識を、
 正しく持たねば、ならないでしょう。

 今回の、小桜姫からの報告は、
 私たち、現世に生きる者にとって、
 よく知らねばならない、ことだと、
 私(※一風)は、考えます。

 心して、御熟読、願います。

◎ 何より困るのは、
 現世に残っている、父母の嘆きが、
 ひしひしと、幽界まで通じて来ること、
 で、ございました。

◎ 「姫や、姫や!」と、呼びながら、
 絶え入るばかりに、泣き悲しむ母の音声までも、
 響いて来るので、ございます。
 あの時分のことは、
 今思い出しても、自ずと涙がこぼれます‥‥。

 以上です。

 『小桜姫物語』には、もっと文量多く、
 このことは、書かれているのですが、知りたい方は、
 原文(※青空文庫にあります)に当たって、ください。

 【この世】から、いなくなって、
 寂しく、悲しく気持ちは、人間として、
 わかるのですが、
 【霊界】のことも、知らず、
 ただただ、可哀想に、と思うことは、
 百害あって、一利もありません。

 故人は、【霊界】でも、ちゃんと
 存在して、いるのです。
 その、居る環境は、人により、様々ですが、
 少なくとも、消滅は、ないのです。

 【霊界】のことを、よく知り、
 正しく、故人のことを、思う‥‥。

 例えば、
 「どうか【霊界】での、修行が進みますように‥‥」
 「こちらは、後心配ありませんので‥‥」
 とかが、正しい、祈念の一例だと、
 私(※一風)は、考えます。

 死ねば、可哀想に墓に入り、土となる、
 などといった、「死後」に関する無知が、
 要らぬ、故人への妨げとなることを、
 この、『小桜姫物語』から、
 学んでいただきたく、存じます。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。