だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 96

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の下層部 ⑥

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☆☆【私(※一風)から】

 私(※一風)が、このように、
 毎回、「地獄」を取り上げているのは、
 理由が、あります。

 そもそも、地球という星の【霊界】に、
 「地獄」が、存在するのは、
 なぜで、しょうか?

 それは、私たちの【魂】が、
 「地獄」を要するほど、
 未熟なため、と言えます。

 己さえ、よければ‥‥。

 自分さえ、助かれば‥‥。

 後の事など、知ったことか‥‥。

 まずは、自分だ‥‥。

 という考えが、【この世】では、
 未だ、幅を利かせて、いるのでは、
 ないでしょうか?

 その証拠に、毎日紙面を賑わせている、
 事件の、連続。

 見つからなければ、いいんだ‥‥。

 黙っていれば、バレなければ、
 それで、いいんだ‥‥。

 といった(※【真理】を知らない)浅はかな、考えから、
 毎日のように、欲得に絡んだ、
 三面記事に載る事件は、起こり続けます。

 その【原因】の、大きな一つに、 
 「死後」のことを、知らない、
 【真理】を、知らない、
 が、あげられる、と思います。

 【この世】での、所行の総決算(※報い)は、
 良きにつけ、悪しきにつけ、
 きっちりと、【霊界】で清算されます。

 この、「地獄」のことが、
 その良い例、で、あります。

 【この世】で、悪行をしていて、
 「死後」、【霊界】では、
 「天界」に入る、
 などは、不可能なのです。

 それくらい、私たちの心境が、
 似つかわしい、世界に、
 自動的に、向かわせられることに、
 なって、いるから、です。

 この「地獄」は、何のために、
 あるのか?

 私(※一風)の、考えは、こうです。

 私たちは、【この世】での「人生」を、
 すでに、何十回と、経験してきて、います。

 だということは、【魂】が、
 未だ未熟、ということを、
 示している、のです。

 その未熟な、部分を、自ら清算し、
 次の「人生」でこそ、
 【真理】を実践できるように、なるため、
 そのための、世界
 (※トレーニング施設?、あるいはリハビリ施設)が、
 「地獄」だと、言えましょう。

 己本位、自己中、の、
 弱い「心」の世界が、「地獄」であり、
 私たちは、何度も何度も、
 お世話になってきた、有り難い世界、
 だと、思うのです。

 そこで、私たちは、【魂】の、
 病的な部分を、焼き切り、
 切除し、
 きれいな【魂】に、戻し、
 次の「人生」に、備えている、
 のです。

 「地獄」が、あるおかげで、
 ここを卒業し、
 また、まっさらな、「人生」を、
 体験談できる、という、訳です。
 
 ですから、この有り難い「地獄」のことを、
 改めて、知っておくことは、
 たいへん重要なことだと、
 私(※一風)は、思っている、
 訳です。

 さて、前置きが、たいへん長くなり、
 恐縮です。

 今回の、R氏からの、報告は、
 なんと、R氏が、鬼と対話します。

 それは、何であったで、しょうか?

 読んでいきましょう。

◎ R氏:

 これまでの、吾が輩は、
 一目で、先方の胸中を、立派に見抜く、
 力量を、持っていた、のだが、

 どうしたものか、
 今、この「地獄」に堕ちて来てからは、
 サッパリ、それが出来なくなって、
 しまった。

 周りにいる(※亡者)のは、
 いずれも、意思の強烈な奴ばかりで、
 自分の思想を、堅固な城壁で囲んであるので、
 いかに、吾が輩が、気張ってみても、
 それを、透視することが、
 出来ない。

 とうとう、吾が輩は、
 鬼の一人に向かって、叫んだ。

 いつまでも、こう追われては、
 やり切れない‥‥。

 負われる代わりに、
 追いかける役目には、
 なれないもの、かなあ?

 すると、鬼は、吾が輩の顔を、
 ピシャリと叩きながら、叫んだ‥‥。

◎ 鬼:

 訳は、ないさ。

 もう一つ、上の境涯へ行って、
 百人の霊魂を、ここまで引きずって来る、
 ことが、できさえすれば、
 
 その功労で、すぐその役目に、なれる。

 こんな易しい仕事は、ない。

 引っ張って来た奴らには、
 皆、悪魔を拝ませる‥‥。

◎ R氏:

 でも、どうやったら、
 上の境涯へ、行けるのだろう?

◎ 鬼:

 俺たちの方で、案内してやる。

 が、先方へ行ったから、とて、
 到底、俺たちの手から、
 逃げられは、しないぞ!
 
 ただ、俺たちの仕事の、下働きを、
 する、だけだぞ!

◎ R氏:

 とうとう、吾が輩は、
 悪魔の弟子入りを、することに、
 なってしまった、のだった‥‥。

 以上です。

 読んでお分かりだと、思いますが、
 
 R氏は、「地獄」の責め苦から、
 逃れたいがために、
 鬼から、そそのかされ、
 更なる悪行を、為そうと、
 しています。

 この「地獄」に、上の世界から、
 百人、引きずり落として来い、
 とは‥‥。

 きっと、新たな報いを受ける、
 ことに、なるのに、決まっています、

 が、この時のR氏は、
 自分の事だけで、必死で、
 この先の事などは、想像もしていない、
 のでした。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。