だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 98

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の下層部 ⑧

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☆☆【私(※一風)から】

 まだまだ、私たちの【魂】のレベルでは、
 【霊界】に、「地獄」が必要なこと、を、
 読者の皆様にも、お分かり、
 いただけて、きたのではないかと、
 思います。

 【魂】とは、元々、
 【神】の分け御霊で、
 清浄そのもの、なのですが、

 それが、元々の輝きを、発動する、
 ためには、
 「地獄」は、通らねばならない、
 通過点の、一つであるように、
 思います。

 【この世】で、こんなことをすると、
 報いとして、「地獄」に行くことに、
 なる、

 と、脅すことに、よって、
 【魂】を、鍛える、
 などとは、
 初歩の、初歩で、ありましょう。

 私たちは、【魂】の何たるか、
 に、早く目覚め、
 「心」の底から、
 悪行などとは、縁遠い存在となって、
 初めて、「地獄」と、縁が切れる、
 のでは、ないでしょうか?

 こんなことをすれば、
 こんな罰則があるから、
 そんな行為は、止めておきなさい、
 では、弱いのです。

 「心」の底から、
 そんな行為の、馬鹿馬鹿しさに、気づき、
 罰則とは、関係なしに、
 【魂】の善性の発揮に、
 目覚めたとき、

 私たちは、【魂】のレベルを、
 一段、上げたと、申せるので、
 ありましょう。

 ですから、
 この、R氏からの、報告、
 を、哀れみの「心」で、
 また、過去、自分もそうであった、と、
 皆様に、お読みいただける、ように、なって、
 頂きたい、のです。

 ただの、「地獄」の不思議話、
 として、接して欲しくは、
 ないのです。

 さて、R氏について、ですが、
 さらなる、悪行を為そうと、
 しています。

 その「動機」は、
 自分(※だけ)が、助かりたいが、ため、
 なのですが、

 自分の、精神力が強い、という、
 せっかくの【魂】の(※良)素質を、
 悪用している限り、
 それは、裏目に出続ける、ことになる、
 と、気づけない、のでした。

 では、今回のところを、
 読んでいきましょう。

◎ R氏:

 ふと、気がついてみると、
 ここは、かつて吾が輩の住んでいた、
 上の境涯、なのであった。

 案内者の鬼は、ここで、
 吾が輩に向かって、厳命を下した。

◎ 鬼:

 こら!

 お前は、いつまでも、ここに、
 居続けることは、相ならんぞ!

 お前の身体は、もうすっかり、
 汚れ切って、重量が増えているから、
 ここに居たところで、
 けっして、いい気持ちは、しないぞ。

 そして、
 こんな所で、行方をくらまそう、
 などとは、せぬことだ。

 そんなことをすれば、
 すぐに、ひっつかまえて、
 極度の刑罰に、処してくれる。

 俺にも、ここは、居心地がよくないから、
 下の境涯に、戻っているが、
 
 しかし、お前が、
 ここで、何を考え、
 何を働いているか、位のことは、
 ちゃんと、判っているから、
 気をつけるが、いいぜ‥‥。

◎ R氏:

 それっきり、案内者の鬼は、
 ぷいと、姿を消してしまった。

 吾が輩は、ホッと一息、
 つくは、ついたが、
 しかし、執行猶予の期間は、
 幾らも、なさそうなので、
 早速、仕事に着手することに、した。

 以上です。

 鬼は、こう言っていました。

 お前の身体は、もうすっかり、
 汚れ切って、重量が増えているから、
 ここに居たところで、
 けっして、いい気持ちは、しないぞ、

 と。

 そうなのです。
 これは、【真理】なのです。

 鬼は、
 【魂】の汚れを、重量に例えていましたが、
 軽いモノは、上の世界で、安定し、
 重いモノは、下の世界で、安定する、
 のです。

 重い【魂】なのに、
 それにそぐわない、上の世界に居たところで、
 それは、不安定で、
 居心地がよくない、ことは、
 よく、わかります。

 モグラには、暗い土の中が、
 居心地がよく、
 飛ぶ鳥には、高い空が、
 似つかわしい、
 のと、同じです。

 R氏の、仕事とは、
 「地獄」の住人を、
 さらなる、下の境涯へと、
 引きずり込む、ことです。

 なんという、悪行で、ありましょう。

 なんという、「自分勝手」で、
 ありましょう。

 哀れなるかな、R氏‥‥。
 で、あります。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。