だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 99

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の下層部 ⑨

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☆☆【私(※一風)から】

 鬼と取り引きして、
 なんとしてでも、「地獄」の責め苦から、
 逃れたい一心の、R氏なのでした。

 しかし、その取引とは、
 この「地獄」の下層部に、
 上から、百人連れて来い、
 など、
 更なる、悪行の上塗りに、
 なるだけの、ことです。

 そんなことにも、気づけない、
 R氏なの、でした。

 そして、鬼に上の世界に、
 連れて行ってもらい、ますが、
 そこは、「吝嗇(※りんしょく)の街」、
 でした。

 はたして、そこは、どんな街なのか?

 どんな、教訓を、私たちに、
 伝えるのか?

 読んでいきましょう。

◎ R氏:

 吾が輩は、早速、仕事に着手することに、
 した。

 だんだん、この街を調べてみると、

 この付近は、いわゆる、
 「吝嗇国」、というもの、らしく、
 ここの住人は、
 よそから、自分の所有する黄金を、
 盗りに来はせぬかと、
 ただ、そればかりを、心配している。

 そのくせ、
 「地獄」に、真の黄金など、
 あろうはずが、ない。

 よし、あったにしたところで、
 「地獄」で、黄金など、
 何の役にも、立ちはせぬ。

 それにも、関わらず、
 生前から持ち越した、
 欲気と、怖じ気、とに、
 悩まされ、続けている、のである。

 吾が輩は、彼らの癖を上手く利用して、
 己の目的を、達成するべく、
 妙計を、考えた‥‥。

 今回は、以上です。

 今回は、「吝嗇地獄」が、登場しました。

 自分が蓄えた、黄金を、
 盗られはせぬかと、
 その心配ばかりをしている、
 「地獄」で、あります。

 ここでも、R氏は、図らずも、
 【真理】を、語っています。

 それは、

 生前から持ち越した、
 欲気と、怖じ気、とに、
 悩まされ、続けている、のである。

 との、句です。

 何回も、言いますが、
 人間は、死んだところで、
 急に、悟ったり、【神】になる、
 なんてことは、絶対、ないのです。

 それどころか、
 死ねば、素の「心」がむき出し、
 となり、
 【この世】では、隠していた本音の「心」が、
 そのまま、出てしまう、のです。

 ですから、
 【この世】で、過度にお金に執着、
 していた人は、
 お金大事さが、一番となり、
 この「吝嗇地獄」の住人と、
 なってしまう、わけです。

 ここの住人は、
 「他人を見たら、泥棒と思え」
 の、「心」に、取り憑かれて、
 いるのです。

 そして、常に、自分の貯金を、
 確認する、毎日を、
 当然のように、送っている、
 のです。

 お金こそ、幸せである、 
 と、固く信じている、国、
 なのです。

 そして、
 隣近所の人たちと、
 お金を、盗ったの、盗られたの、と、
 常に、喧嘩している、
 街と、なっている、のです。

 賢明な読者の皆様には、
 そんな馬鹿馬鹿しい国なんか、あるのか?
 と、思われ留、でしょうが、
 実際に、この「吝嗇地獄」は、
 【霊界】に、沢山あるのです。

 そこに、入るのは、
 即ち、自分の「心」のせいです。

 さて、こんな街で、
 R氏は、どんな妙計を、思いついた、
 ので、ありましょう?

 それは、また、次回に‥‥。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。