だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 130

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の第二境 ⑩

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☆☆【私(※一風)から】

 今回で、R氏も、ようやく、
 ここ「地獄」の第二境から、
 逃れることが、できます。

 それは、R氏の「心」が、
 この「地獄」第二境には、
 相応しくなくなった、から、
 だと、言えます。

 ここで、復習します。

 私たちの本質は、【魂】です。

 その【魂】の、「真心」の有り様が、
 「死後」、行き着く先を、
 自ら、決めているのです。

 【魂】が、「自分勝手」「自分本位」ならば、
 「自分勝手」「自分本位」のはびこる、世界が、
 相応しいのです。

 そこで、「自分勝手」「自分本位」の応酬が、
 展開される、のです。

 相手に、勝った! 勝った!
 と、喜ぶ世界、

 つまり、「地獄」です。

 【魂】が、「自他共栄」の「心」ならば、
 「自他共栄」が花咲く世界に、
 居ることに、なるのです。

 相手に、先に花を持たせることが、
 当たり前の、世界、

 つまり、そこは、「天界」です。

 地上のあなたの「心」の有り様が、
 「地獄」から「天界」まで、
 様々ある、ということを、
 図らずも、示している、
 と、言えるでしょう。

 さて、あなたは、いかがでしょうか?

 R氏は、ついに、
 「地獄」第二境の、終わりとなる、
 難関に、差し掛かりました。

 洞窟で、待ち伏せしていた、
 四人と、対峙することと、
 なったのです。

 さて、どうなることか?

 読んでいきましょう。

◎ R氏:

 穴の中の、一つの角に、
 待ち伏せしていた、四人の奴が、
 出し抜けに、飛びかかって来て、
 吾が輩を、殴り倒し、
 縄でグルグル巻きに、してしまった。

 その際、むろん吾が輩は、
 全力を挙げて、彼らと格闘を試みた、
 のであるが、
 
 以前に、この境涯にいた時とは違って、
 吾が輩の力が、めっきり減っていた、
 のには、驚いた。

 悪行一方の時には、
 「地獄」で、たいへん幅がきくが、
 善性が、加わるにつれて、
 だんだん、力が、弱くなる。

 そのかわり、
 一歩一歩、上の方へと、
 昇って行く。

 前回は、人をイジメて、
 大威張りであった、のにひきかえ、
 今度は、あべこべに、
 人からイジメられる、羽目に、
 陥ったので、あります。

 別に、吾が輩の「意思」が弱くなった、
 訳ではないが、
 ただ、悪事を働こうとする「意思」が、
 めっきり弱ったので、
 
 喧嘩をするのに、甚だ不利になった、
 ということです。

 しかし、今の吾が輩のためには、
 これが、かえって薬なので‥‥。

 随分、長い間、吾が輩は、
 四人の者から、イジメ抜かれたが、
 ようやくのことで、
 ちょっとの隙間を見つけて、
 逃げ出した。

 後から、四人が追跡して来たものの、
 悪事を働く「意思」が弱くなった、
 のと、反比例に、
 吾が輩の逃げる「意思」が、
 強くなったお陰で、
 難なく、四人を置き去りにすることが、
 できた、のだった。

 以上です。

 こうして、R氏は、ようやく、
 「地獄」の第二境から、
 脱することと、なったのでした。

 とは言え、まだまだ、
 そこは、「地獄」の低層部で、
 あります。

 ただ、直接的に、追ってくる、
 鬼のいる「地獄」から、
 逃れられた、という、ことです。

 R氏にとっての、本当の試練は、これからだと、
 言えるでしょう。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。