だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 132

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の第三境 ② 図書館にて

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☆☆【私(※一風)から】

 地上の図書にも、
 良書から、俗悪書まで、
 ピンからキリまで、あるように、

 【霊界】の図書にも、
 良書から、俗悪書まで、
 ピンからキリまで、あるのです。

 そのうち、俗悪書物が、
 ここ、「地獄」の図書館に、
 収められている、という格好です。

 この「R氏からの、報告」は、
 今から、百年以上の前の、もので、
 すでに、古典と、言えるものです。

 しかしながら、その報告には、
 現代、私たちがインターネットで、
 普通に見ている、「動画」も、
 あるのです。

 しかも、3D動画、です。

 それでは、R氏からの、報告
 今回のところを、読んでいきましょう。

◎ R氏:

 吾が輩は、図書館の内部を、
 見て頂きたいので‥‥。

◎ 老人:

 見せてやるよ。

 利口な者は、皆ここへ、やって来る。

 いったい、「地獄」で、
 有力者になろうと思えば、
 誰であろうと、ここへ来て、 
 勉強せんと、駄目じゃ。

 人間界でも、その通りじゃが‥‥。

 ヒヒヒヒ‥‥。

◎ R氏:

 全く、御説の通りです。

 ところで、お尋ねしますが、
 この図書館の蔵書は、
 憎悪、一方のもの、ですか?

 それとも、他の科目、
 例えば、愛欲もの、なども、
 混じっているの、ですか?

◎ 老人:

 主に、憎悪もの、残忍もの、
 ばかりじゃが、
 もちろん、愛欲ものも、
 少しは、混じっている。

 しかし、純粋の愛欲ものを、
 調べてみようと、思えば、
 愛欲の都市、の付近に設けてある、
 同市専属の、図書館に行かなければ、
 ならん。

 お前さんも、
 そこへ行って、もう少し、
 勉強したが、よかろう。

 損には、なりませんぜ‥‥。

 ヒヒヒヒ‥‥。

◎ R氏:

 こんなことを、しゃべりながら、
 自分たちは、図書館の内部に、
 歩み入ったが、
 それは、途方もなく、広大なもので、
 組織は、三部門に、分類されていた。

 即ち、

 一、書籍部
 二、思想画部
 三、思想活画部(※動画部)

 である。

 書籍部には、憎悪、残忍に関する、
 一切の専門書が、網羅されていた。

 例えば、
 宗教裁判の記録、
 毒殺の手引書、
 拷問の史実、並びに、説明書、
 と言った、ようなもの、である。

 ただ、そこに、
 生体解剖等に関する、医学書が、
 陳列されていた、ので、
 吾が輩は、不審を抱いた。

 今回は、以上です。

 さあ、いかがだったで、しょうか?

 俗悪書物のオンパレードだと、
 言えるでしょう。

 最後に、生体解剖等の医学書、
 とありましたが、

 きっと、この「生体」というところが、
 残忍性を帯びているから、
 ではないでしょうか?

 医学の為には、残酷な「生体」解剖も、
 厭わない、といった、
 前世紀的な、遺物のことを、
 指しているのでは、ないかと、
 推察いたします。

 それに、ついては、
 また次回に‥‥。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。