だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 138

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の第三境 ⑧ 病院にて

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☆☆【私(※一風)から】

 何回も、述べますが、
 「地獄」の「心」とは、
 「自分勝手」、「自分本位」、
 であります。

 【この世】に、そのような「心」が、
 あるため、
 それが、【霊界】で、
 「地獄」となって、反映されている、
 と、お考えください。

 あなたに、そして、あなたの周囲に、
 そのような、「心」は、
 ありませんか?

 もし、そのような、「心」が、
 あるならば、
 (※あって、しかるべきと、考えます)
 このR氏からの「地獄」譚は、
 決して、他人事では、
 ないのです。

 一方、「天界」の「心」とは?
 何で、ありましょうか?

 それは、『共存共栄』の「心」、
 だと、申せましょう。

 そのような、「心」が、
 あなたに、また、あなたの周囲に、
 豊かに、あることを、
 望みます。

 今回の、R氏からの、報告は、
 この病院からの、脱出劇と、なります。

 はからずも、私(※一風)が今述べた、
 「地獄」の「心」が、
 R氏からも、述べられる、のです。

 それでは、お待たせしました。
 読んでいきましょう。

◎ 二人の医者:

 今、逃げ出した奴の替わりに、
 こいつで、間に合わせて、
 しまおうじゃ、ないか。

◎ R氏:

 冗談言っちゃ、困る!

 吾が輩は、そう怒鳴りながら、
 命懸けで、反抗してみたが、
 とうとう、無理矢理に、解剖台の上に、
 引きずり上げられ、
 しっかりと、紐で括り付けられた、
 のだった。

 そして、解剖刀で、
 身体の所々方々を、えぐり回された、
 その痛さ!

 それは、とても、
 口で言えたものでは、ありません。

 が、そんなことを、されながらも、
 吾が輩は、油断なく、
 逃げ出す機会を、狙っていた、
 のです。

 そして、間もなく、
 その機会が、到来した!

 二人の医者の間に、何事か、
 喧嘩が開始された、のだ。

 これぞ、天の恵みと、
 吾が輩は、台から飛び降り、
 一心不乱に、【神様】に「祈願」しながら、
 玄関さして、駆け出した。

 一人、二人と、
 吾が輩を、引き留めに、かかったが、
 こんな事件は、ここでは、
 しょっちゅう、あることと見えて、
 多くは、素知らぬ顔で、
 手出しをしない。

 とうとう、吾が輩は、
 戸外へ駆け出し、
 それから、またも、荒涼たる原野を、
 命の限り、逃げることと、なった。

 以上です。

 今回は、病院からの脱出、
 ということで、詳しく、載せましたが、
 「地獄」の病院では、
 このような、おどろおどろしいことが、
 当然のように、行われている、
 のです。

 しかも、麻酔もせずに‥‥。

 今から、百年以上前の、報告とは言え、
 医学の裏面として、
 このような、残酷な歴史が、
 あったのだと、想像いたします。

 R氏は、このあと、
 荒野を逃げながら、この病院について、
 あれこれと、考察し、
 私たちに向けて、報告するのですが、

 それについては、次回と、いたします。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。