だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 146

◎ R氏からの、報告

※ 「欲望の街」コリンス市 ①

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☆☆【私(※一風)から】

 R氏は、ついに「地獄」の第三境を抜け、
 新たな「地獄」の都市に、
 入城します。

 この街は、コリンス市と言い、
 実際、ヨーロッパのどこの都市に、
 比定されるのかは、わかりませんが、

 おそらくは、ギリシャアテネ近郊の、
 コリンス湾、コリンス運河がある、
 街のことでは、ないでしょうか?

 調べてみると、ローマ皇帝ネロが、
 このコリンス運河を、作らせており、
 その深さは、今も世界一だそうです。

 そんなコリンス市ですが、
 前回別れた【天使】からは、
 ここは、「欲望の街」であることが、
 通告されています。

 はたして、ここ「地獄」のコリンス市とは、
 どんな街で、どんな住人が、いるのか?

 そして、【この世】と、
 どんな関連が、あって、
 こんな都市が、できているのか?

 それらを、私たちは、学んで、
 見抜かねば、ならないでしょう。

 それでは、読んでいきましょう。

◎ R氏:

 吾が輩は、自分を救ってくれた恩人と別れて、
 思い切って、「欲望の街」の城門を、
 くぐった。

 そこには、一人の女が、
 薄気味悪い面相の、門番をつかまえて、
 ふざけ散らして、いた。

 その女も、無論、
 ろくな器量の持ち主では、ない。

 元は、それでも美しかった、
 のかも、しれないが、
 今では、悪徳の皺が、深く深く、
 刻み込まれているので、
 一目見ても、ゾッとするほど、
 であった。

 それから、しばらく、
 市内を歩いてみたが、
 とんと要領を得ないので、
 吾が輩は、ギリシャ風の服装をしている、
 一人の男に、行き当たったのを幸いに、
 呼び止めて、質問を開始した‥‥。

 「もしもし、ここは何と言う街ですか?」

 彼は、けげんな顔をして、
 吾が輩を見つめていたが、
 やがて、こう答えた。

◎ 男:

 いったい、お前さんは、
 どこから来なすった?

 どんな野蛮人だったって、
 ここコリンス市を、知らない者が、
 あろうかい!

 かの有名な、コリンス湾も、
 そこに、見えているじゃ、ないか!

◎ R氏:

 吾が輩は、それを聞いて、
 呆れかえった。

 「君たちは、あんなドブみたいなものを、
 風光明媚なコリンス湾に、見立てて、
 喜んでいるのかね?」

 「冗談じゃないよ‥‥」

 今回は、以上です。

 やはり、どうやら、
 ここは、ギリシャのコリンス市が、
 「地獄」に出現したもの、
 のようです。

 ここが、どんな「欲望の街」なのかは?
 次回からと、いたします。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。