だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 147

◎ R氏からの、報告

※ 「欲望の街」コリンス市 ②

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☆☆【私(※一風)から】

 「地獄」も、この辺りまで昇ってくると、
 ある特徴が、現れて来ます。

 それは、何か?

 そこに居着いている、住人が、
 この場所が、「地獄」だという、
 認識に、欠けていることです。

 つまり、今ここが、「地獄」だとは、
 思っていない、と言うこと、
 なのです。

 そして、
 「ここが、「地獄」ですよ」
 などと、言ったりすれば、
 逆に、その人を、
 「考えの違う人である」
 と、排斥に動き出す、
 のです。

 このことは、【この世】でも、
 同様なのでは?
 と、私(※一風)は、考えます。

 【この世】も、【霊界】の一部で、
 「死後」は、こうなっていて、
 心境に応じた世界に、自動的に、
 行き着くことに、なる、

 などと、言っても、
 未だに、それが常識になっていない、
 と言うことで、
 排斥される、場合が、ほとんどで、
 ありましょう。

 ですから、慎重な人ほど、
 それを恐れて、真実(※【真理】)を、
 口にしない、
 ことに、なってしまう、のです。

 さて、R氏からの、報告ですが、
 今回の、住人との対話の中でも、
 そうした、面が見られます。
 
 読んでいきましょう。

◎ R氏:

 君たちは、あんなドブみたいなものを、
 風光明媚なコリンス湾と、
 見立てているのかね?

 冗談じゃない‥‥。

◎ 住人の男:

 そう言えば、ホンにちょっと、
 サッパリは、していない、ようだね。

 理屈は、ちっとも判らないが‥‥。

 近頃は、天気なども、
 どうも、いつも曇よりしている‥‥。

◎ R氏:

 おいおい! いい加減に、してくれ!

 ここは、「地獄」だ。

 「地獄」だから、こんなに汚らしい‥‥。

◎ 住人の男:

 (※吾が輩の言葉を遮って、叫んだ)

 デタラメを、言ってくれては、困るよ!
 
 我々は、不老長寿の秘伝を発見、
 したものだから、
 神々が、お腹立ちになって、
 こんなに、街を汚くしたのだ。

 お前さんは、知るまいが、
 我々は、いつまで経っても、
 死にっこ、なしだ!

 私などは、いったい何千年生きているのか?
 とても、勘定など、
 できは、しない。

 が、あまり長生きも、考え物で、
 死ねるものなら、死んでみたい、
 ような気にも、時々なるよ‥‥。

 いつもいつも、同じ事ばかり、
 繰り返していると、
 面白味が、サッパリないからなあ‥‥。

◎ R氏:

 それほど嫌なら、なぜここから、
 逃げ出さないのです?

 吾が輩と一緒に、気持ちの良い境涯へ、
 行こうじゃ、ないか。

◎ 住人の男:

 フフフフ‥‥。

 (※彼は、笑い出した)

 今回は、以上です。

 どうだったで、しょうか?

 この住人の男は、
 生前、「死後」についての知識など、
 持ち合わせて、いなかった、のでしょう。

 ここが、【霊界】の「地獄」だとは、
 思っていず、
 ただ、何千年も死なずに生きている、
 ことに、
 少し、おかしいと、感じている、
 だけです。

 そして、正論を言ったR氏に、
 逆に、「フフフフ‥‥」と、
 嘲笑った、わけです。

 私(※一風)は、
 この状況を、笑えません。

 なぜなら、ここと、【この世】と、
 違うようには、思えなかったから、
 です。

 さらに、噛み合わない対話は、
 続きますが、
 それは、次回と、いたします。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。