だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 180

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の第五部(※唯物主義の街)へ ⑤

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☆☆【私(※一風)から】

 この「地獄」の第五部は、
 唯物主義の街と言われ、
 ある意味、【この世】と酷似して、
 います。

 だから、この報告を読んでも、
 全く、笑えません。

 この報告が、そのまま、
 自分たちにも、突き刺さるからです。

 さて、R氏は、今回は、
 とある商店に入ります。

 この報告を読む前に、
 どんな展開になるかを、予想して、
 かかることを、お勧めします。

 予想が、当たった方は、
 だいぶん、【霊界】に通じてきた、
 お方だと、思います。

 では、話を進めます。

◎ R氏:

 次に、吾が輩が出掛けたのは、
 街の中で、売店ばかりが、並んでいる、
 一区画であった。

 しかし、
 全体の状況は、先ほどの製造工場と、
 変わっては、いなかった。

 人々が、買い物に来ることは、
 来るものの、
 
 支払ったお金は、皆、
 その買い主に、戻ってしまい、
 また、
 売った品物も、皆、
 その売り主に、戻っていく、
 のだった。

 あまりに、不思議なので、
 吾が輩は、とある商店の主人に、
 訊いてみた。

 「あなたの売る、品物は、
 どこから来るのです?」

 「製造工場から、仕入れて、
 来るのですか?」

◎ 店主:

 いや、これらの品物は、
 皆、私と一緒に、ここに付いて来た
 のです。

 いずれも、皆、私が、死んだ時に、
 店に置いてあった、品物ばかり、
 ですが、
 
 そいつが、どうしても、
 この店から、離れません。

 見るのも、もうウンザリ、
 しますがね‥‥。

◎ R氏:

 そらなら、商売をやめたら、
 いいでしょうに‥‥。

◎ 店主:

 冗談言っちゃ、いけませんぜ。

 商売をやめたら、
 仕事が、無くなるじゃ、
 ありませんか。

 私は、子どもの頃から、
 品物を売って、
 一生、暮らして来た、人間です、
 からね‥‥。

◎ R氏:

 この店主は、吾が輩を、
 極端な、分からず屋だと、見くびって、
 ぷいと、目の前から去って行った。

 そして、一人の婦人に、
 新しい帽子を、売りつけたが、
 
 無論、その帽子は、
 右の婦人が、店を出て、
 三分と経たない内に、
 ちゃんと、自分の店に、舞い戻って、
 いたのだった。

 今回は、以上です。

 どうも、この街の住人は、
 自分の考えこそが、正しく、
 他人の意見に、聞く耳がない、
 と言う、特徴があるようです。

 「仕事第一」、
 「生活第一」、

 と言う考えで、凝り固まっているのです。

 それ以外の、考えは、
 くだらない、と、
 見下す、のです。

 これは、【この世】でも、
 同様のように、感じます。

 【霊界】の話を、持ちかけても、
 顔では、頷いていても、
 内心では、
 
 それどころでは、ないんだよ、
 今日の生活が、一番ではないか、

 死ねば、死んだ時のことさ、

 こんな世迷い言に、付き合う時間が、
 もったいない、

 さあ、仕事、仕事‥‥。

 と考えている方が、大多数なのです。

 逆に、【この世】が、
 こんなだから、このような「地獄」が、
 形成されて、いくのです。

 全く、笑えない話です。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。