だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 190

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の寺院にて ③

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☆☆【私(※一風)から】

 何が不幸だ、と言って、
 宗教者であるにも、関わらず、
 その宗教を、疑っている、
 さらには、実は信じていない、

 ことでは、ないでしょうか?

 こう言った宗教者の元で、
 信心させられている、信者は、
 さらに、二重に、不幸であります。

 そのことが、ここ「地獄」の寺院では、
 現われている、のです。

 前回に引き続き、読んでいきましょう。

◎ 神父:

 私は、病気にかかり、
 やがて、意識を、失った。

 やがて、回復してみると、
 いつの間にか、私は、ここに来ている。

 しかし、妻は、来ていない。

 人に訊いてみたが、
 誰も、詳しいことを知っている者は、
 いない。

 そのうちに、この教区の前任者が、
 不思議なことに、ぷいと行方不明に、
 なったので、
 私が、その後任を預かることになって、
 今日に、及んでいるのです。

 おそらく、前任者は、
 死んだものと、しているが、
 とにかく、この土地の生活状況には、
 不可解な点が、多くある。

 ここでは、誰も、死ぬ者が、
 いない。

 だから、葬式の必要がない。

 ただ、人の知らぬ間に、
 身体が、消滅するのだよ。

 多分、衛生当事者が、密かに、
 遺体を処分しているものと、思うが、
 そんなことは、私の職務外のことであるから、
 深く訊いたりは、しない。

 何しろ、私の担当しているこの教区は、
 市の中心部にあるので、
 朝から晩まで、掛かり切りで、
 多忙極まりない。

◎ R氏:

 あなたは、こちらで、
 結婚されましたか?

◎ 神父:

 本当は、神父は結婚は、
 許されないのですが、
 しました。

 元の妻は、私が、病中に死んだとしか、
 考えられないから、

 私は、こちらへ来て、
 再婚しました。

 欲を言えば、今度の妻が、
 もう少し、手腕があってくれれば、
 と思うが、
 これは、人間、諦めが肝心ですな‥‥。

◎ R氏:

 すると、あなたは、
 今、死んで、「地獄」に堕ちている、
 ことに、まだ、
 お気づきでは、ないのですか?

◎ 神父:

 これこれ、

 あなたは、とんでもないことを、
 言われる!

 今回は、ここまでと、致します。

 この神父は、
 自分が、死んだことにも、気づけず、
 状況の変化も、
 自分の都合よく、解釈し、
 まさに、「自分勝手」です。

 この街は、異分子だと、見なされると、
 塔から、突き落とされ、
 街から、排除される、のです。

 そんな張本人が、この神父自身、なのでは、
 ないでしょか?

 はたして、R氏は、大丈夫なのでしょうか?

 それは、次回と致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。