「地獄」の状況 (※心象風景)40

◎ 「地獄」の大都市、古代ローマ ⑪

※ 劇場の様子は?

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☆☆【私(※一風)から】

 「地獄」の劇場に、R氏は来ました。

 さて、そこの様子とは、どんなモノ、
 なのでしょうか?

 地上の劇場の、悪い部分のみが、
 凝縮されて、いるのではなのでしょうか?

‥‥‥‥今回のところを、読んでいきましょう。

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R氏:

 やがて、我々は、一大劇場の正面に、
 来た。

 途中、かなりの距離を、歩いて来たが、
 そこで見た建物は、たいてい近代的なモノ、
 ばかりだった。

 中でも、この劇場は、
 まるで、近頃のモノ、だった。

 そのくせ、汚れ切っていて、
 手入れなど、まるでなされて、
 いなかった、のだった。

 しかし、見物人の多いことと、言ったら、
 全く、凄まじいモノで、
 押すな押すなの、大盛況だった。

 我々は、劇場の中に、入ってみたが、
 そこは、全く、修羅場だった。

 観客は、皆互いに、喧嘩をしている。

 やれ、押した、とか、
 押された、とか、
 やれ、滑った、とか、
 転んだ、とか、

 めいめいが、勝手気ままな文句を、
 言い合い、して、騒いでいる。

 ことに、切符売り場では、
 ひどい騒動で、
 売り手と、買い手が、
 ずっと、罵り合っていた。

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

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 いかがだったで、しょうか?

 「地獄」の、特徴が、よく、
 表現されて、いたと、思います。

 「自分勝手」、「自分本位」、
 強い者勝ち、喧嘩っぱやい、罵り合い、
 トラブル続き、

 の、オンパレードです。

 【この世】では、ここまで酷い劇場は、
 ありませんが、

 人々の、「心」の奥底では、
 そんな「心境」が、あるので、

 「地獄」にあたる、「心境」のみが、
 「地獄」で、反映されている、のです。

 譲り合い、謙譲の「心」、
 の大切さが、逆に、判ります。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。