「地獄」の状況 (※心象風景)68

◎ ダントンとの、戦争 ⑬

※ 戦後のこと

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
☆☆【私(※一風)から】

 ダントンとの、戦争は、
 R氏の勝利となった、のですが、

 その後、不思議なことが、起きました。

 短い報告ですが、
 よく、読んでみる価値が、ありそうです。

‥‥‥‥今回のところを、読んでいきましょう。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
R氏:

 戦争には、勝利したが、
 いくら奪っても、その物品は、
 何の役にも、立たないモノばかり。

 例えば、
 奪った酒を、飲んでみても、
 サッパリ、我々「幽霊」の腹には、
 しみません。

 味わう、「身体」が、ないから、です。

 「地獄」での現実とは、
 ただ、苦痛だけ。

 快楽など、全くない。

 これが、「地獄」の鉄則です。

 吾が輩は、戦後、王位に就くことは、
 就いた。

 しかし、驚くべきことに、
 ダントンの、以前の部下は、
 その大部分が、どこかへ、消えてしまった。

 なぜ、消えたのか?

 その時は、判らなかったが、
 後で、調べてみると、

 ダントンの没落が、彼らに、
 一種の、無情を、感じさせ、
 
 こんな、くだらない生活より、
 もっと、意義ある生活を送りたい、
 と言う、「心」を起こさせる、ことに、
 至った。

 その結果、
 彼らに、向上の道が、自然と開かれた、
 訳です。

 つまり、
 【神】は、こんな罪悪の【闇】の中にも、
 【善】への、芽生えを、植え付けた、
 のです。

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 「地獄」で、勝利する、と言うことは、
 すなわち、
 「己」の転落を、意味するのです。

 「地獄」で、勝てば勝つほど、
 「己」を、落としていく、
 のです。

 全く、バカバカしい、限りです。

 真の向上とは、
 「己」も、「他」も、
 共に、明るく、認め合う、ことでしょう。

 奪い合う、のではなく、
 分かち合う、ことでしょう。

 「他」に、勝った!
 と、喜ぶことは、
 「己」を、貶めていることに、
 なるのです。

 この【真理】に、
 気づけるか、
 気づけないか、
 だけです。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。