「地獄」の状況 (※心象風景)91

◎ 「鬼」のいる、最下層「地獄」

※ 「鬼」との対話

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
☆☆【私(※一風)から】

 亡者たちに混じって、
 「地獄」の大釜に、放り込まれた、
 R氏でした。

 さて、R氏は、どうなったのでしょうか?

‥‥‥‥今回のところを、読んでいきましょう。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
R氏:

 実際に、それが燃える火なのか?
 それとも、「鬼」の念力で、
 火のように、熱い、のかは、
 よく、判らないが、

 とにかく、その時の苦痛と言ったら、
 なかった。

 ようやく、のことで、
 「鬼」たちが、どこかへ消えたので、
 我々亡者は、大釜の中から、這い出した。

 そして、他の亡者は、「祈祷」を始めたが、
 吾が輩は、そんなことは、
 ご免で、

 案内者の「鬼」に、近寄った。

鬼:(※彼は、尖った歯をむき出しにして笑い)

 「どうだ、この刑罰も、楽ではなかろう」

 「よほど頑張って、たくさんの亡者を、
 連れてこないと、こんなんでは、済まないぞ」

R氏:

 「連れて来るとも」

 「吾が輩は、いくらでも連れて来るが、
 どうして、そんなに亡者を欲しがるんだ?」

 「いくら連れて来ても、ただ、それを、
 イジメるだけではないか?」

鬼:

 「当たり前だ!」

 「俺たちは、人間が憎いのだ!」

 「それも、お前たちが想像もできないほど、
 憎いのだ!」

 「お前たちも、他を憎むことは、知っている、
 つもりだろうが、それは、ほんの真似事だ」

 「俺たちの、本業は、他を憎むことだ!」

 「俺たちは、芯から人間が嫌いだ!」

 (※そう叫ぶと、「鬼」の全身は、たちまち、
 炎の塊と、なった‥‥)

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 さて、いかがだったで、しょうか?

 「鬼」の言い分が、凄まじかった、
 のでは、ないでしょうか?

 「鬼」とは、憎しみの権化、
 としか、言いようが、ありません。

 なぜ、これほどまで、人間が嫌いなのかは、
 わかりません。

 しかし、R氏からの報告ほど、
 「鬼」が、何を言っているのか?
 詳しく、知れたことは、ありません。

 「地獄」には、このような「鬼」が、
 多数いること、だけは、
 知っておくべきでは、ないでしょうか?

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。