「地獄」の状況 (※心象風景)144

◎ 「地獄」の第三境 ⑭

※ 解剖する医者との、会話

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☆☆【私(※一風)から】

 この「地獄」の病院で、
 解剖を執刀する医者は、
 いったい、どんな「思い」、「考え」、
 なのでしょうか?

 こここそが、最も知りたい、
 点では、ないでしょうか?

 今回、そこのところが、
 少し、見えてきます。

‥‥‥‥今回のところを、読んでいきましょう。

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R氏:

 ある一つの解剖台で、
 一人の婦人が、若い医者の手にかかって、
 今、まさに、解剖されんと、していた。

 婦人の方では、
 悲鳴をあげて、

 ※ 許してくれ!

 と、哀願していた。

 さすがに、医者の方でも、
 ちょっと、ためらっていたが、

 横の解剖台で、執刀中の、
 年配の医者が、それを見て、
 怒鳴りつけた。

 若い医者は、びっくりして、
 再び、メスを執った。

 見るに見かねた、吾が輩は、 
 そこへ、歩み入った。

 ※ いったい、この婦人は何者で、
  また、あなたは、どういう訳で、
  そんなに、この婦人を、苦しめるのですか?

 ※ 何か、あなたに対して、
  恨みを買うような、ことでも、
  したのですか?

若い医者:(※澄ました顔で‥‥)

 ※ 僕が何で、この女の身元など、
  知っているもの、ですか?

 ※ それを、知りたいのなら、
  あなた(※R氏)が、この女に、
  聴けばいい。

R氏:

 仕方ないので、吾が輩は、
 この婦人に向かって、姓名を、
 訊ねた。

‥‥‥‥今回は、ここまでと致します。

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 さて、いかがだったで、しょうか?

 なんと、
 解剖している医者は、
 患者(?)である、女性のことを、
 何も、知らない、のです。

 とにかく、
 「相手」は、誰だっていい、
 解剖さえ、できれば‥‥。
 
 と言うこと、なのです。

 これこそが、「地獄」の「心」、
 だと、言えるでしょう。

 ※ 目的のためには、手段を選ばない

 が、「地獄」の「心」、
 なのです。

 私たちに、この「心」は、
 ないでしょうか?

 要、反省、です。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございます。