【答え】 裕福な家に生まれる人生こそ、いちばん難しい課題が、待ち受けているのです。
 「あなた」の解釈は、浅すぎます。

【解説】 「あなた」は、【この世】での裕福な生活が、うらやましい、のですね。「あなた」は、生活に、何不自由なく、優雅に暮らせる、毎日に、憧れている、のですね。
 もし、「あなた」のお考えが、そうだとしたら、「あなた」は、まだまだ、人生「修行」が足りません。【真理】を知らないことの、逆証拠、になっています。

 「あなた」は、元々、【魂】です。生まれる前の、【魂】の時には、「あなた」は、【この世】での裕福など、及びもつかぬ、【完全】状態、だったのですよ。
 住もうと思えば、大宮殿に住み、見事な馬車に乗れ、毎日、ご馳走をたらふく、食べられる、境遇でした。

 また、「あなた」が、死んで、【魂】状態に戻り、もし、「あなた」が望めば、また、夢に見た生活が、できるのです。【この世】の裕福など、比較にならないほどの、贅沢な生活が、できるのです。
 しかし、多分、そんなことには、「あなた」は、すぐに、飽きて、【魂】本来の、【魂】らしい活動に、戻るでしょう、けれども‥‥。

 【この世】で、裕福な生活の、人生を選択した人には、とても、難しい課題が、待っているのです。

 ・富を、独り占め、しないか
 ・富を、分け与え、られるか
 ・富を、活用して、「世のため、人のため」の活動が、できるか

 経済的に、裕福で、恵まれた、生活ができる人生こそ、大きな「落とし穴」が、待っているのです。

 ・その、持てる「財産」を、どう、「善行」に使えるか、

 です。

 大概は、
 ・持てる「財産」を、もっと、増やそう、
 ・「財産」を盗まれないように、隠そう、
 ・どう、「財産」を、相続させようか、

 など、「自分本位」の、欲張った心に、転落します。

 そのてん、経済的に、恵まれない、人生を選択するほうが、課題解決、のためには、案外、簡単なのです。

 ・貧しさに打ち勝ち、功績をあげよう
 ・困難にメゲず、一旗あげよう

 を、達成すれば、よいからです。

 しかし、賢明な「あなた」は、ここでも、気づく、はずです。
 「功績」をあげて、得たもの、「一旗」あげて、得たものを、どうするのか? これを、もし、欲張って、独り占め、したら、「裕福な人生」の、転落パターンと、同じでは、ないかと‥‥。

 お釈迦様は、裕福な、「王子」の生活を、捨てました。ダルマ大師も、「王子」であることを、捨てました。
 まあ、もったいないこと、と、「あなた」は、思われますか?

 お釈迦様、ダルマ大師は、裕福な人生の、落とし穴には、ハマらなかった、のです。
 そして、ひたすら、「世のため、人のため」に、人生を費やしました。

 これ以上の、詳しいお話し、は、【人生相談・ダルマ堂】にて、させて、いただきます。「あなた」のお越しを、お待ちしております。

 くれぐれも、「欲張る」こと、「自分本位」なこと、が、自分の【魂】を、どれだけ、おとしめるか、ということを、ご自覚、願います。